正念場、
ロドニー・フッド(ユタ・ジャズ)。
Instagram(Rodney Hood@hoodie5)https://www.instagram.com/p/BOIgdANBd4Y/?hl=ja&taken-by=hoodie5
・不本意なシーズン
ディフェンスが噛み合い、5年ぶりにプレーオフへ進出したユタ・ジャズ(51勝31敗)。2回戦でゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れたものの、シーズン全体でみればルディ・ゴベールやゴードン・ヘイワード、ジョー・イングレス、ジョー・ジョンソンなどチームの主力が軒並み好調で悪くないシーズンだった。その一方で、チームを牽引するスコアラーとして期待された24歳のロドニー・フッド(Rodney Hood)の3年目は、怪我の影響もあって不本意なものとなった。
2014年のドラフト23位でジャズに加入した203センチのロドニーフッドは、シューティングガードとして1年目から試合に出場し、79試合に出場した2年目の15-16シーズンに平均14.5得点、FG成功率42%をマークするなど、次のシーズンの飛躍を連想させた。しかし、3年目となった昨季は膝や足の痛みに悩まされ、59試合に出場し、そのうち55試合の先発にとどまった。
スタッツとしては平均27分、12.7得点、40.8%(4.6-11.3)、3P成功率37.1%(1.9-5.2)、FT成功率78.3%(1.5-1.9)、3.4リバウンド、1.6アシスト、1.1ターンオーバーを記録。正直に言って、オフェンスでは期待していたほどのパフォーマンスを残すことはできなかった。
!(47秒)
選手生命を揺るがす、とまではいかないまでも、膝の具合がどの程度この先に影響してくるのかは考えものだ。キャリア3年間で58試合を欠場しており、だいたい1シーズンで約20ゲーム欠場していることになる。昨季の欠場が多くなる前、例えば11月は15試合で平均16.3得点、FG成功率45.3%、3P成功率37.8%、4.5リバウンドと好調だっただけに惜しいところだ。
ディフェンス面でも2年目ほどのインパクトはなかった。ジャズ(102.7)はサンアントニオ・スパーズ(100.9)ゴールデンステイト・ウォリアーズ(101.1)に次ぐリーグ3位のディフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりの失点指標)を有しており、ロドニーフッドがコードにいる間のユタのディフェンシブレイティングも102.6ポイントでチーム平均とほぼ同じなので決して悪くはないのだが、彼個人でいえばそのインパクトは2年目の方がよかった。特に、スポットアップシューターやポストアップ時のディフェンスが上手くできていなかったということができる。
ロドニーフッドの4年目は踏ん張りどころだ。ゴードンヘイワードが移籍したので、チームは新たなスコアラーを求めている。ロドニーに対する点取り屋としての期待の目は大きいため、ここで平均20点レベルの結果を出せれば高く評価されるだろうし、4年目も昨季と同じようであればシビアな見方になるだろう。もっとも、シュートの質という面では成功率の向上や適切なセレクション、ファウルをもらいフリースローを投げることなど、課題は多い。
ヘイワードが抜けたためジョーイングレスが3番、ロドニーが2番で先発起用されるだろう。4年目に注目したいところ。
シーズンハイの28得点!(4分30秒)
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