マーカス・スマートはオールスターレベルに成長できるのか

いまこそ、

 

マーカス・スマート(ボストン・セルティックス)。

Instagram(Marcus Smart@youngamechanger)https://www.instagram.com/p/BEy53QjHx6f/?hl=ja&taken-by=youngamechanger

 

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・アウトサイドはいかに

ここ4シーズンで恐るべきスピードをもってチームを立て直しているボストン・セルティックス(53勝29敗)。2013-14シーズンに25勝しか出来なかったそのチームは40勝(14-15)、48勝(15-16)、そして昨季はイースト1位の53勝にまで早くも上り詰めた。何としてもクリーブランド・キャバリアーズとゴールデンステイト・ウォリアーズに勝利するための布陣を用意しなくてはいけないボストンは、このオフにユタ・ジャズのエースだったゴードン・ヘイワードを新しく迎え、ポテンシャルある若手と実績あるメンバーが上手く混ざった重厚な陣容とした。

 

ゴードンヘイワードと契約するためにサラリーキャップを空ける必要があったため、誰が移籍するのか話題になっていたが、結局はシューティングガードのエイブリー・ブラッドリーが移籍するかたちになった。高いディフェンス能力と最近ではコンスタントなオフェンス(平均16.3得点、FG成功率46.3%、3P成功率39.0%)でチームを牽引し続けたエイブリーブラッドリーが抜けたのは惜しいが、マーカス・スマート(Marcus Smart)はそれを埋めるだけのポテンシャルが備わっていると思っている。

 

17-18がNBA4年目となる23歳のマーカススマートは2014年のドラフト6位でセルティックスに指名された。193センチ、99.8キロのポイントガードであるスマートは鉄壁のペリメーターディフェンスとゲームメイクのスキルを武器にここまでプレーしてきた。

 

3年目となった昨季は79試合に出場し24試合で先発。平均30.4分、10.6得点、FG成功率35.9%(3.4-9.5)、3P成功率28.3%(1.2-4.2)、FT成功率81.2%(2.6-3.2)、4.6アシスト、3.9リバウンド、1.6スティール、2.0ターンオーバーを記録。得点(9.1->10.6)とアシスト(3.0->4.6)は伸びたが、シュートの成功率はキャリア平均並みにとどまり向上は見られなかった。

 

おー!(31秒)

 

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大柄な体格に似合わないフットワークとテクニックをそろえたディフェンスは、まるで機能性に優れたタンクが相手を妨害しているかのようだ。マーカススマートがリーグ屈指のディフェンダーとして一躍脚光を浴びたのは、2016年のプレーオフ1回戦で激突したアトランタ・ホークスとの4試合目に違いない。

 

この試合はホークスのパワーフォワードであったポールミルサップが絶好調で、第4Qの序盤までに42得点を記録する暴れっぷり。ボストンのディフェンスが相当手を焼いていたところ、残り時間9分あたりからスマートがミルサップとマッチアップし始める。彼は体格で勝るミルサップ(203センチ、111.6キロ)に強力なディフェンスを仕掛け、以降オーバータイムを含めFGを5本中1本のみに抑えた。チームも勝利し(104-95)、スマートもこの試合20得点をあげるなどスマートの名が大きく取り上げられた日となった。

 

そのディフェンスがこちら(1分33秒)

 

ディフェンスではすでにエリートプレーヤーといって良いが、オフェンスの方向が3年目にしてまだ未知数だ。昨季は結構アウトサイドを打っていながら、3P試投数が合計300本以上の選手の中でスマートは最も低い3P成功率をマークした。かといってインサイドに強いかというとそうでもなく、以下のショットチャートが示すようにリーグ平均57%に対して彼は44.5%の成功率しかない。

 

 

オフェンスで進歩がみられる点とすれば、アウトサイドのうちコーナースリーに限っては成功率が40.8%(31-76)で高いことと、フリースローの成功率が年々向上していること(64.6%->77.7%->81.2%)。特に、フリースローの成功率が高いと、ディフェンスに長けたスマートを試合終盤でも起用できるため、ボストンにとっては守りのオプションが1つ増えたことになる。フリースロー試投数もキャリアハイの250本を記録しているので良い感じだ。

 

オールスターレベルの選手になる第一歩は、スマートの場合とにかくオフェンスで結果を示すことだろう。昨シーズンのプレーオフでセルティックスはキャバリアーズに1勝4敗で敗れているが、唯一勝利した3試合目でのスマートのパフォーマンスは最高だった。アイザイア・トーマス不在のなか劣勢の状態が続いたが、彼は3P7本を含むキャリアハイの27得点の活躍で一矢を報いる原動力となった。18試合に出場した昨ポストシーズンで3P成功率39.7%(1.6-4.1)を記録しているから、長距離シューターとしてどれほどのポテンシャルがあるかが今後のオフェンスでのポイントとなる。

 

その27得点!!(7分4秒)

 

期待してみたいところとしてはエイブリーブラッドリーやジミー・バトラーのような軌跡を辿ることだ。彼らはディフェンスから注目され、4年目を境に大きくオフェンスが向上した。

 

キャリア 得点 FG成功率 3P成功率
Aブラッドリー 3年目 9.2 40.2% 31.7%
Aブラッドリー 4年目 14.9 43.8% 39.5%
Jバトラー 3年目 13.1 39.7% 28.3%
Jバトラー 4年目 20.0 46.2% 37.8%

 

17-18シーズンはブラッドリーの後釜として先発シューティングガードになるかもしれないし、もし出番がセカンドユニット中心だとしてもジャバリ・バードやジェイ・クロウダー、ジェイソン・テイタムなどアウトサイドを狙えるメンバーがそろっているので、スマートのゲームメイクのスキルとスリーが一層重宝されるはず。ルーキー契約は17-18で切れるゆえに、この4年目にディフェンスの顔としてタフなゲームを続けることプラス、オフェンスで自分の役割を見つけられるかどうかに注目したいところ。

 

今はアイザイアトーマス(28歳)、アルホーフォード(31歳)、ゴードンヘイワード(27歳)のビッグスリーが前面に出ているが、いずれはジェイレンブラウン(20歳)、ジェイソンテイタム(19歳)、そしてマーカススマート(23歳)がビッグスリーと呼ばれる時代が来れば最高。

 

レッツゴー!(1分15秒)

 

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