山場を迎えたジャズとジョー・イングルスの巻


職人、

 

ジョー・イングルス(ユタ・ジャズ)。

Instagram(Utah Jazz@utahjazz)https://www.instagram.com/p/BfKllregUWL/?hl=ja&taken-by=utahjazz

 

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・飛ぶ鳥を落とす勢い

ユタ・ジャズの勢いが止まらない。1月22日のアトランタ・ホークス戦で惨敗を喫し19勝28敗となったそのチームは、同24日に行われた対デトロイト・ピストンズとの試合をオーバータイムで下すと、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで強豪ぞろいのウエスタンカンファレンスのど真ん中を切り裂いている。トロント・ラプターズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズを立て続けに破り、最近の23試合を21勝2敗とするなどチームケミストリーは最高潮に達した。

 

大黒柱のルディ・ゴベールの復帰もさることながら、今季最高のサプライズともいえる新人ドノバン・ミッチェルの強力なスコアラーぶりには度肝を抜かれた。今シーズンのダンク王にも選ばれたドノバンミッチェルは3カ月連続でウエストの月間最優秀新人賞に選出されており、今のところ彼は新人王に最も近いと言ってよいと思う(もちろんベン・シモンズも最高!)。

 

現在40勝30敗としウエスト5位のジャズは2年連続のプレーオフに向けて何としてもこの勢いを維持し続ける必要がある。なぜなら、ウエストの5~8位は40勝で並んでおり、9位のデンバー・ナゲッツは38勝、10位のロサンゼルス・クリッパーズは37勝と混戦を極めているからだ。今季もレギュラーシーズンで最もアツい時期がやってきた!

 

いよいよ山場を迎えたジャズだが、ここでジョー・イングルス(Joe Ingles, 203センチ, 102.5キロ)について書かないわけにはいかない。オーストラリア出身で今季NBA4年目になる30歳のイングルスはこれまでシューターとしてユタに大きく貢献してきた。サウスポーで大胆に構えるそのフォームは彼に合うよう徹底的にチューニングされた無駄のないフォームであり、職人の気質さえ感じられる。特に今シーズンはジョーイングルスのキャリアの中でも最高のシーズンであり、毎試合コンスタントにスリーを提供できる数少ないトップレベルの選手だ。

 

キャリアハイ24得点(2分53秒)

 

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昨季までは途中出場が多かったが、ゴードン・ヘイワードが去ったこのチーム事情においてはクイン・スナイダーHCはジョーイングルスを先発に置く決断をした。彼は現在70試合に出場し平均31.2分、11.3得点、FG成功率46.6%(4.0-8.6)、3P成功率45.0%(2.6-5.7)、FT成功率81.4%(0.7-0.8)、4.3アシスト、4.2リバウンド、1.1スティール、1.9ターンオーバーを記録。そして、平均出場時間(31.2)、得点(11.3)、
FG成功率(46.6)、3P成功率(45.0)、FT成功率(81.4)、アシスト(4.3)、リバウンド(4.2)でキャリアハイを記録中。

 

2月11日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦でキャリアハイの24得点をマークし、3月7日のインディアナ・ペイサーズ戦では11得点、10アシストで自身初のダブルダブルを達成した。ちなみに、司令塔のリッキー・ルビオを除いて今季10アシスト以上を記録したのはイングルスのみとなっている。

 

スターターを任されても得点、アシスト、リバウンドで素晴らしい結果を残し、ユタの快進撃を幅広く支えている。とりわけ強調したいのはやはりスリーポイント。今季82本以上スリーを沈めている選手の中で彼はリーグトップの45.0%の成功率(成功数179本)をもつ(2位はクレイ・トンプソンの44.3%、成功数206本)。シーズン中に82本以上スリーを決めていればNBAの3P成功率の公式ランキングの対象となるため、イングルスはリーグが定める基準において現在3P成功率が1位ということができる。そして、あと12試合を残しながらも、彼のスリー成功数179本はユタジャズの新たなフランチャイズ記録となり、残りの試合でどれだけ自身の記録を更新できるかが注目されている。

 

一般にディフェンスから遠いほどシュートの成功率は高くなるものだが、特にイングルスはその傾向が顕著にみられる。スリーポイントを打つ際にディフェンスから4フィート(約1.2メートル)以上離れていれば40%以上の確率で沈め、6フィート(約1.8メートル)以上離れていればその成功率は48%にまで上昇する。彼のスリーの大半はディフェンスから6フィート以上離れた位置からのシュートなのでリーグトップの成功率を維持できている。

 

ただし、ディフェンスとの距離が4フィートもないタイトな状況では3P成功率は26.7%に落ちる。シーズン中でこのようなタイトなシーンにイングルスが遭遇することはほぼないため、これが問題になることはないだろうが、バチバチの試合になるプレーオフではこれがどのように展開されていくか非常に興味深いところだ。

 

スナイパーとしての印象が強いイングルスだが、その一方で今季はディフェンスでの存在感も十分ある。ディフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりの失点指標)からみればユタジャズはリーグ2番目に良いディフェンス力を誇り、彼はそれに相応しいプレーをしていると思う。スモールフォワードながら複数のポジションをディフェンスできるサイズと頭の良さがある。特にシーズン後半のディフェンスの良さは目立ち、ストッパーとしてクレイトンプソンやダマー・デローザン、C.J.マッカラムを守っていたのが印象的。

 

オーストラリア、スペイン、そしてイスラエルでプレーした後、27歳でNBA入りを果たしたジョーイングルス。プレーオフへ!応援してます!!

 

このディフェンス力(15分20秒)

 

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