パティ・ミルズはスパーズにいてほしい巻


これからも、

 

パティ・ミルズ(サンアントニオ・スパーズ)。

Instagram(Patty Mills@balapat)https://www.instagram.com/p/BXeMX38A7Xh/?hl=ja&taken-by=balapat

 

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・re-sign!!

2年連続でシーズン60勝以上を達成している強豪サンアントニオ・スパーズ。圧倒的な組織力を武器として名門にまでなりつめたそのチームの新たなシーズンがいよいよ目前に迫っている。しかしながら、エースガードのトニー・パーカーは左足の大腿四頭筋の腱を断裂した影響で少なくとも12月までは欠場する見込みとなっており、オールスターのカワイ・レナードも足の負傷によりプレシーズンをすべて欠場するなど、気持ち良くシーズンの開幕を祝える状況ではない点は気になるところ。

 

シーズンの序盤をスパーズがどのように乗り切るのか、そのカギを握るのは今オフにスパーズと4年の契約延長にサインしたパティ・ミルズ(Patty Mills,183センチ,83.9キロ)かもしれない。NBA9年目を迎える29歳のパティミルズはバックアップガードとして約6年間スパーズでプレーしてきた。昨季は80試合に出場し8試合で先発。平均21.9分、9.5得点、FG成功率44.0%(3.4-7.8)、3P成功率41.4%(1.8-4.4)、FT成功率82.5%(0.8-1.0)、3.5アシスト、1.8リバウンド、0.8スティール、1.3ターンオーバーを記録した。

 

1試合当たりの平均出場時間(21.9)とアシスト(3.5)でキャリアハイをマーク。また、平均4.4本の3P試投数も自己最多となっている。加えて、3月8日のサクラメント・キングス戦(114-104、勝ち)で17得点、10アシストを残し、キャリア2度目のダブルダブルを達成した。ちなみに、初めてのダブルダブルを記録したのはミルズがスパーズにやってきた最初のシーズン、ロックアウトのあった2011-12シーズンのこと。2012年の3月からサンアントニオのメンバーとして合流し、シーズン最終戦のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦(107-101、勝ち)で34得点、12アシストのダブルダブルをマークした。余談だが、そのシーズンのスパーズはレギュラーシーズン合わせてカンファレンスファイナル第2戦まで20連勝していたものの、そこからオクラホマシティ・サンダーに4連敗を喫し敗退。NBAファイナルに進んだサンダーは、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュ、レブロン・ジェームズ率いるマイアミ・ヒートに1勝4敗でタイトル獲得を退けられた。ヒートはビッグスリー結成後初のチャンピオンに輝いている。そして、このシーズンの新人賞はカイリー・アービング、シックスマン賞はサンダーのジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ移籍直前の年!)、得点王は3年連続でケビン・デュラントだったシーズンとなっている。時が経つのは速い…

 

昨プレーオフ、ロケッツ戦で20得点(4分12秒)

 

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オフにスパーズはジョージ・ヒルやクリス・ポールを狙っていた説もあったものの、最終的にはガード陣を大きく変えることなくパティミルズとの再契約に至った。サンアントニオにて7年目を過ごす彼は、ここまでバックアップの役割を抜群の安定感をもって果たしており、特にも昨シーズンは波が少なくコンスタントな得点力を軸にセカンドユニットを牽引し続けた。ミルズがコートにいる間のネットレイティング(オフェンシブレイティングとディフェンシブレイティングの差、一般にプラスなほど良い)はチームトップの12.0ポイントであり、攻守にわたって効率的に動けていたことを示唆している。

 

そして、ミルズと言えば2013-14シーズンのパフォーマンスも印象的だ。出場した81試合で平均10.2得点、FG成功率46.4%、3P成功率42.5%を記録し、チームのレギュラーシーズン62勝に貢献。マイアミヒートとのNBAファイナルでは5試合平均15.2分の出場で10.2得点、FG成功率54.3%、3P成功率56.5%の大活躍で優勝に大きく貢献している。

 

NBAファイナル最終戦、18分で17得点!!(2分53秒)

 

ところで、トニーパーカーが離脱している現在においてパティミルズがスターターとなるようなことはあるのだろうか。他のポイントガードが2年目のディジョンテ・マレーと新人のデリック・ホワイトという点からみれば、ミルズが先発になる可能性も否定はできない。また、パーカーが今後もサンアントニオでプレーすることになれば、体力的な面から考えてシックスマンに転向し、ミルズが先発なんてシナリオも想像することはできる。

 

ただ、どうもパティミルズがスパーズのスターターで起用されるシーンはそう多くないような気がする。彼はポイントガード風のシューティングガードという印象で、パスで散らばすよりもシュートで引っ張るタイプの選手だ。ゲームメイクのスキルもそれほど目立つものではなく、キャリア平均2.2アシストということからも、先発は彼の本筋ではないと思う。現状からいえば、マレーを先発に起用するのが良いと思っている派。

 

ミルズの場合、マヌ・ジノビリやカワイレナードなどほかに試合をオペレーションできる選手がいて初めて彼の良さが発揮される。素早いクイックリリースとスクリーンを上手く使ったミルズのオフェンスが生き、オールスターレベルの選手とプレーすればその良さを引き出してくれるし、セカンドユニット全体を牽引する動きも可能になる。このことは仮に彼が他のチームに移籍することになれば、ミルズが今のように活躍できるチームは限られてくることにつながる。ゲームメイクのできるベン・シモンズがいるフィラデルフィア・76ersや何でも屋のヤニス・アデトクンボのいるミルウォーキー・バックスであれば上手くフィットしそうではある。

 

平均9.5得点のバックアップガードに4年5000万ドルは払い過ぎという見方もできるが、パティミルズはスパーズのシステムにあまりにもフィットしすぎているがゆえに、スタッツ上だけではなかなか評価しにくい面もあると思う。スパーズにとって最高のスーパーサブと言っても言い過ぎではないくらい、スパーズの文化を感じさせる良い選手なので今季も注目したいところ。#GoSpursGo

 

シーズンハイの23得点(3分33秒)

 

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