大胆に舵を切ったネッツとジョー・ハリスの見どころや懸念など


今こそ、

 

ジョー・ハリス(ブルックリン・ネッツ)。

Oct 11, 2016; Miami, FL, USA; Brooklyn Nets guard Joe Harris (12) reacts during the first half against the Miami Heat at American Airlines Arena. Mandatory Credit: Steve Mitchell-USA TODAY Sports

 

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・ジョーハリスとは

ディアンジェロ・ラッセルを加えた新チームでプレシーズンを3勝1敗としたブルックリン・ネッツ。あとはレギュラーシーズンの開幕を待つばかりとなったそのチームは、ここ2シーズンの不甲斐ない状況から脱出すべくアウトサイドの強化を大胆に進めている。この流れはシューターのジョー・ハリス(Joe Harris,198センチ,99.3キロ)にとってどのような結果をもたらすのか興味深いところだ。

 

NBA4年目に差し掛かろうとしている26歳のジョーハリスは、2014年のドラフト2巡目33位でクリーブランド・キャバリアーズから指名を受けた。バージニア大学(University of Virginia)に4年間在籍し、最終学年次には平均12.0得点、3.0リバウンド、2.3アシストを記録。即戦力型の選手として評価され、特にも4年間の3P成功率が40.7%を維持するなどスリーポイントを中心としたオフェンスは高く評価された。

 

幸か不幸か、ハリスのルーキーシーズンはオールスターのレブロン・ジェームズがキャバリアーズへ移籍してきたシーズンと重なる。NBAファイナルへ進出するほどの力をつけたチームで新人ハリスの出番はほとんどなく、それは2年目も同様だった。さらに、2年目の1月には(2016/1)故障した足を手術し、その月にオーランド・マジックへトレードされ、トレードされた直後に解雇されるなどタフな時期を過ごした。

 

2年目が終了したあとのオフシーズンでブルックリン・ネッツと契約。ブルックリンのメンバーとして初めてプレーした昨シーズンは52試合に出場し11試合で先発。平均21.9分、8.2得点、FG成功率42.5%(3.0-7.0)、3P成功率38.5%(1.6-4.3)、FT成功率71.4%(0.7-0.9)、2.8リバウンド、1.0アシスト、1.1ターンオーバーを記録した。

 

キャリアハイの19得点その1(1分31秒)

 

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ジョーハリスは2年間過ごしたキャバリアーズでは合計56試合に出場し、1試合当たりの平均出場時間が10分に満たないなどほとんど出番が回ってこなかった。昨季のネッツでは平均20分以上のプレータイムを獲得し、期待されているアウトサイドの成功率も4割近かったりとなかなか良かったと思う。試合ごとのばらつきは少々あるものの、今後も期待したいところ。

 

ネッツは昨シーズンからスリーに重きを置いたオフェンスに大きく舵を切った。以下は過去5シーズンのネッツの1試合当たりのアウトサイド事情とシーズン勝ち星数だ。

 

カッコ内はリーグでの順位

シーズン 3P成功数 3P試投数 成功率 勝数
16-17 10.7(6) 31.6(4) 33.8(26) 20
15-16 6.5(26) 18.4(27) 35.2(13) 21
14-15 6.6(24) 19.9(20) 33.1(26) 38
13-14 8.6(10) 23.4(10) 36.9(11) 44
12-13 7.7(9) 21.5(8) 35.7(17) 49

NBA.comより

 

3P試投数がリーグ27位の18.4本だったチームが、次のシーズンにはリーグ4位の31.6本!。ちなみに、1試合当たりの3P試投数31.6本は、73勝9敗を達成した2015-16シーズンのゴールデンステイト・ウォリアーズと同じ数となっており、昨シーズンにウォリアーズが放った3P試投数31.2本よりも多い。どれほどネッツが打ちまくったかよくわかるだろう。

 

チームを強豪にするためにスリー中心のオフェンスへ舵を切った点は良いと思う半面、課題はその成功率。どれだけ外から放っても成功率がリーグ26位の33.8%レベルではシーズン20勝止まりなので、何とか成功率を上げたいところ。そんな中で今季楽しみなのはG~SF陣にスリーが期待できる選手が多いこと。

 

昨季の3P成功率 Pos
Jリン 37.2%(1.6-4.3) PG
Sディンウィディー 37.6%(0.6-1.7) PG
Dラッセル 35.2%(2.1-6.1) G
Sキルパトリック 34.1%(1.5-4.4) SG
Cレバート 32.1%(1.0-3.2) SG
Aクラブ 44.4%(1.7-3.8) SG/SF
Dキャロル 34.1%(1.5-4.4) SF
Jハリス 38.5%(1.6-4.3) SG/SF
Qエイシー 43.4%(1.1-2.6) F

 

ジョーハリスに関して言えば、ディアンジェロラッセルとアレンクラブが新加入したのでスタメンは厳しく、途中出場が多くなると思われる。そして、昨シーズン以上にシューターの代替性が高まったチームでプレータイムを確保するためのインパクトを残すには、4割以上の3P成功率が1つの理想的な基準となりそうだ。

 

また、彼が出場している間のチームオフェンスについても注目したい。ジョーハリスが昨季プレーしているときのオフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりの得点指標)はチームワースト2番目の97.4ポイントとなっており、これは端的に言えばハリスがコートにいる間ネッツのオフェンスは停滞しているということを示唆している。今季は個人スタッツだけでなく、チームをどう盛り上げていくのかという点も興味深いところ。

 

ハリスの活躍に比例して、ネッツの再建が進んでくれればうれしい。

 

キャリアハイの19得点その2(1分11秒)

 

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