ステフィン・カリーのプレーオフで気になることとMVPの巻


ガードの、

 

ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)。

Instagram(Wardell Curry@stephencurry30)https://www.instagram.com/p/BPlWGOdAcPS/?taken-by=stephencurry30&hl=ja

 

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・GSW

3季連続で少なくとも67勝以上を達成した唯一のチームとなったゴールデンステイト・ウォリアーズ。そのリーグ最高のチームには今季もエリートプレーヤーが顔を並べ、ここまでのプレーオフでも8戦全勝としている。2年連続のMVPガード、ステフィン・カリー(Stephen Curry)は昨季ほどのパフォーマンスではないにしろ、リーグトップレベルのプレーでチームに好影響を与えていることは確かだ。

 

プレーオフ1回戦のポートランド・トレイルブレイザーズ戦(4勝0敗)でステフィンカリーは平均34分、29.8得点、FG成功率45.1%(9.3-20.5)、3P成功率42.2%(4.8-11.3)、FT成功率86.7%(6.5-7.5)、6.5アシスト、5.3リバウンド、2スティール、3.5ターンオーバーを記録。ブレイザーズに反撃のスキを与えなかった。

 

2回戦のユタ・ジャズ戦(4勝0敗)では平均35分、24.5得点、FG成功率49.2%(7.5-15.3)、3P成功率39.4%(3.3-8.3)、FT成功率96.2%(6.3-6.5)、5.5アシスト、5.3リバウンド、0.8スティール、2.3ターンオーバーをマークし、リーグ3位のディフェンス力を持つジャズ相手にコンパクトに試合を締めくくった。

 

MIX(8分25秒)

 

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NBA8年目29歳のステフィンカリーは今季のプレーオフで平均27.1得点、FG成功率46.9%、3P成功率41.0%をマークしており、得点力は悪くない(NBAファイナルでクリーブランド・キャバリアーズに敗れた昨季は平均25.1得点、FG成功率43.8%、3P成功率40.4%、チャンピオンになった一昨年は平均28.3得点、FG成功率45.6%、3P成功率42.2%だった)。カリーに次ぐ点取り屋のケビン・デュラントもこのプレーオフで平均23.3得点、FG成功率52.6%、3P成功率42.3%とオフェンス面で特に問題はない。

 

ただ、一つ気になる点と言えば、このポストシーズンでのステフィンカリーは比較的オープンなスリーを外しているということだ。NBA屈指のプルアップシューターである彼はディフェンスと距離がある状況でアウトサイドを狙うシーンが多いのだが、その成功率は36.1%(1.6-4.5)となっている。昨季の46.5%(2.6-5.5)と比べると10%以上も低いので、試合での印象も少し異なるように思う。

 

とはいえ、やはりカリーの影響は大きく、彼がコートにいない間のウォリアーズのオフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりの得点指標)はチーム最低の94.2ポイント。2番目に低いジャベール・マギーが109.0ポイントとかなり差があることは、カリーがコートにいない間のウォリアーズの攻撃力はかなり落ちることを示す材料になっている。

 

いいねえ(41秒)

 

レギュラーシーズンでカリーは79試合に出場し平均33.4分、25.3得点、FG成功率46.8%(8.5-18.3)、3P成功率41.1%(4.1-10.0)、FT成功率89.8%(4.1-4.6)、6.6アシスト、4.5リバウンド、1.8スティール、3ターンオーバーをマークした。

 

スリーの成功率が4割を超えていながらもキャリア平均43.8%の彼にとってはワーストのシーズンとなった。さらに、デュラントが加入したこともあって、1試合当たりのシュート数がキャリアハイを記録した昨季の20.2本から18.3本に減り、得点も自己最高を残した昨季の30.1得点から25.3得点へと減った。スイッチが入ると手に負えないのは変わらず、11月7日のニューオリンズ・ペリカンズ戦(116-106)でNBA新記録となるスリー13本を含む46得点(シーズンハイ)を記録した。

 

MVPレースにはラッセル・ウェストブルックやジェームズ・ハーデン、レブロン・ジェームズ、カワイ・レナードらが候補となっており、ステフィンカリーの3季連続MVPは難しいところ。ポジティブな面があるとすればやはりシーズン67勝の中心選手だったこと(デュラントもいるため薄まってしまうが…)。そして、今季のカリーのTrue Shooting Pct(FGとFTを考慮したシュート成功率)は62.4%(リーグ10位)、Usage Pct(オフェンスの総ポゼッションでどのくらいその選手が関わっているかを示す指標)は30.1%(同11位)となっており、効果的なオフェンスへ持って行く能力は高いということだろう(レブロン:61.9(13)、30.0(12)、ハーデン:61.3(16)、34.2(4)、レナード:61.1(20)、31.1(8))。彼が出場している間のウォリアーズのプラスマイナス(得失点差)もリーグ3位の+7.17をマークしている。

 

カンファレンス決勝はヒューストン・ロケッツを4勝2敗で退けたサンアントニオ・スパーズと対戦。ウォリアーズとスパーズは意外にもプレーオフでの顔合わせは少なく、2012-13シーズンにカンファレンス準決勝で戦って以来となる。ちなみにそのときはトニー・パーカー、ティム・ダンカン、2年目のレナード率いるスパーズが4勝2敗で勝ち、カンファレンス決勝でメンフィス・グリズリーズをスイープしてファイナルに臨んだものの、2連覇を狙うレブロン、クリス・ボッシュ、ドウェイン・ウェイドを柱とするマイアミ・ヒート相手に第7戦にもつれる激闘の末、スパーズは敗れている(翌年リベンジし4勝1敗で借りを返した)。

ウォリアーズvsスパーズ、楽しみです!

 

46得点のペリカンズ戦、スリー13本(6分59秒)

 

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