岐路に立つモンテ・エリスはどうすれば活躍できるのか


お気に、

 

モンテ・エリス(インディアナ・ペイサーズ)。

Monta Ellis(@iammontaellis)Instagram(https://www.instagram.com/p/BLyS1jpAEUG/?taken-by=iammontaellis)

 

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・ベテランSG

インディアナ・ペイサーズはエースのポール・ジョージを中心にネイト・マクミラン新HCのもと現在17勝18敗としている。アトランタ・ホークス一筋だったジェフ・ティーグが加入し、ブルックリン・ネッツからはサディアス・ヤングを獲得。期待のホープであるマイルズ・ターナーも台頭してきたなか、今季でNBA12年目を迎えた31歳のベテランシューティングガード、モンテ・エリス(Monta Ellis)は得意のプレーをしにくい状況に置かれている。

 

190センチのモンテエリスは2005年にNBA入りしてから約7年ゴールデンステイト・ウォリアーズでプレーし、その後ミルウォーキー・バックス、ダラス・マーベリックスでプレーした後、昨シーズンにペイサーズへ移籍してきた。ウォリアーズ時代にはリーグ有数のスコアラーとして点を重ね、2009-10シーズンにはキャリアハイの平均25.5得点を記録した。パスも上手く、全82試合に出場した2012-13シーズンのバックス時代は19.2得点、6.0アシストをマークしている。

 

エリスはコンボガードのような立ち回りで抜群のボディバランスと優れたしなやかなボールハンドリング、思わず身を乗り出してしまう華麗なクロスオーバーが印象的な素晴らしい能力を持ったガードだ。その一方でキャリア平均31.3%のアウトサイドやシュートセレクション、ディフェンスは度々課題として取り上げられていたものの、コンスタントな得点とゲームをより流動的にするという点では起用したくなる選手でもあった。

 

モンテはガードの憧れだよね(1分56秒)

 

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今シーズンはモンテエリスにとって役どころが大きく変わるシーズンになるかもしれない。彼は鼠径部の痛みで12月に8試合を欠場し、復帰した後では左足首の痛みを抱えながらもベンチスタートで試合に出場中。今季27試合でプレーし、そのうち23試合では先発、平均29.6分、9.0得点、FG成功率43.2%(3.4-7.9)、3P成功率28.8%(0.6-1.9)、FT成功率84.6%(1.6-1.9)、3.5アシスト、3.1リバウンド、1.1スティール、2.1ターンオーバーを記録している。

 

エリスの1試合平均FGアテンプトが10本を切るのは2005-06のルーキーシーズンに記録した6.5本以来。そして得点に関しても平均10得点を割るのは同じくルーキー時代の6.8得点以来となった(ペイサーズに移籍してきた昨季は12.6本、13.8得点)。

 

スコアラーとしてのインパクトを著しく欠いた背景には、ジョージ・ヒルに代わって加入した、よりオフェンシブ色の強いジェフティーグの存在や、今やチーム2番目のスコアラー(平均15.5得点)に成長している若干20歳のマイルズターナーの影響があるだろう。現にチームはポールジョージ、ティーグ、ターナーの3人を基軸に回っており、エリスのusg%(どのくらいその選手がオフェンスに絡むかの指標)はキャリア最低の16.3%となっている。おまけに彼ら3人が同時にプレーしている間のオフェンシブレイティング(OR、100ポゼッション当たりの得点)とディフェンシブレイティング(DR、100ポゼッション当たりの失点)はそれぞれ107.9ポイント、102.9ポイントとペイサーズの中でかなり優秀なのだが、この中にエリスが加わるとORは103.8ポイント、DRは104.6ポイントとなりチームとしてポジティブになるような相乗効果を生み出すことが困難な状況に陥ってしまう。

 

これはボールを保持することで真価を発揮するモンテエリスのプレーが入り込む余地がないことを示しているとも考えられ、これまでのようにボールを持つことで自身のオフェンスリズムをつかむことが簡単ではないシステムになっているということだろう。今季の試合でも、アウトサイドならまだしも、ミドルレンジのジャンプショットが芳しくないように思う。

 

2012.02.07キャリアハイの48得点!(4分56秒)

 

輪をかけるようにモンテとティーグのガードコンビも上手く機能していない。2人はチーム8番目の合計596分間共にプレーしているが、その間のORは102.5ポイント、DRは106.0ポイントでかなり悪い。ティーグと他のスタメンとの組み合わせは良いし、シューティングガードでいえば若手のグレン・ロビンソン三世の方が主力メンツと上手く馴染んでいるというのが正直なところだ。

 

2015年の夏に4年の契約をしたモンテエリスをトレードすることも考えられるが、キャリアワーストともいえるシーズンを送っているため一筋縄ではいかないだろう。そんな状況も踏まえるとエリスをセカンドユニット、シックスマンのようなポジションで起用した方が彼とペイサーズにとってより良いのではないだろうか。スターターは伸びしろのあるロビンソン三世、またはシューターのC.J.マイルズで、セカンドユニットはモンテを中心にアル・ジェファーソンとのコンビで回していく。ガードのバックアップであるアーロン・ブルックスとロドニー・スタッキーもボールを持つタイプなのでこの選手層はいずれスッキリさせたいところだが、現状からいくとモンテのスタメン回避が良いと感じる。

 

実は11月11日のフィラデルフィア・76res戦で、一度モンテがシックスマンでCJマイルズがスタメンだった試合がある。この試合でモンテは途中出場から19得点、5アシスト、6リバウンド、4スティールを記録した。現在は怪我開けと足首の痛みの影響で3戦連続プレータイム制限付きの途中出場だが、起用法としては、ずっと先発のキャリアなだけに少し違和感もあるが、このまま途中出場というのを見てみたい。モンテエリスはお気に入りの選手なので活躍を期待!!

 

モンテのトップ10プレー!(3分58秒)

 

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