得点力に秀でたジャリル・オカフォーを取り巻く環境とは


どうなる、

 

ジャリル・オカフォー(フィラデルフィア・76ers)。

okafo

Photo by Jonathan Daniel/Getty Images

 

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・ジャリルオカフォーとは…

ここ数シーズン非常に苦しい状況に陥っているフィラデルフィア・76ers。今季もまた例外ではなく、レギュラーシーズン10勝72敗という次の一手がなかなか見つからない苦難の時期となった。そんなチーム成績ではあるがシーズン終了後には新人のジャリル・オカフォー(Jahlil Okafor)がオールルーキー1stチームに選出されるなどの明るいニュースも舞い込んできた。

 

2015年のNBAドラフト全体3位でシクサーズに指名された211センチのジャリルオカフォー(ジャーリールオカフォー)はカレッジバスケの名門デューク大(Duke University)出身。同大学で主力として1年プレーし2015年のNCAAチャンピオンにも貢献した(38試合で平均17.3得点、FG成功率66.4%、8.5リバウンドをマーク)。ケビン・デュラントやアンソニー・デイビスらも受賞経験のある全米最優秀新人賞(USBWA National Freshman of the Year)にも選出されている。

 

オカフォーは高校時代から大きく注目されており、特にオフェンスにおける評価はピカイチ。インサイドでの得点力に優れ、ポストでボールを持たせれば高い確率でシュートまで持っていくテクニックや当たり負けしない強さを持っているという感じ。欠点はディフェンスやリバウンド、フリースローが頼りないこと。

 

紹介(1分49秒)

 

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・もっと見たかった

ボストン・セルティックスとの開幕戦でいきなり26得点7リバウンドを記録したジャリルオカフォーは離脱する2月26日までの53試合に出場した。

 

平均30分、17.5得点、FG成功率50.8%(7.5-14.7)、FT成功率68.6%(2.5-3.7)、7リバウンド、1.2アシスト、1.2ブロック、2.3ターンオーバーを記録。

 

ルーキー内での得点はカール・アンソニー=タウンズの18.3得点に次ぐ17.5得点をマーク。12試合に出場した1月は平均17.2得点、FG成功率60.9%(7.9-13.0)、11試合に出場した2月は平均18.5得点、FG成功率56.8%(8.0-14.1)と調子を上げていただけに全休離脱は残念…とは言え、シーズンを通して悩まされていた膝の手術を3月の下旬に行い、回復までに2か月ちょっとで済んだことは良いニュースだろう。

 

NBAでの1年目は良くも悪くも予想通りといったところ。ディフェンスではピックアンドロールの対処がイマイチで何本もシュートを打たれていた。一方オフェンスにおいてはさすがで、ゴール周りのどの角度からでも得点可能なことを示した。ミドルレンジやジャンプショットに関してはまだ通用するレベルではないがポストアッププレーは十分戦えるレベルで、それをディフェンスが抑えに来れば高いところからドライブによってインサイドに切り込んでいくプレーもできる。

 

しかしながら、あくまでもオカフォーの個人プレーという印象が強く、それが勝利に結びついていない以上はより点数を稼いでいくか、チームプレーを意識したプレースタイルに変えていくことが望まれる(もっとも、シクサーズにはオカフォーの良さをもっと引き出せる選手はほぼいないかもしれないが…)。

 

シーズンの途中でニューオリンズ・ペリカンズからポイントガードのイシュ・スミスが加入したのは良かった。スミスが加入する12月23日以前での29試合におけるジャーリールオカフォーは平均17.6得点、FG成功率45.8%(7.2-15.8)を記録していたが、スミス加入後の24試合では平均17.5得点、FG成功率58.1%(7.8-13.4)とシュートの成功率が大幅に向上した。

 

さらに、イシュスミスとジャリルオカフォーが同時にプレーしている間のオカフォーは平均18.8分で12.2得点、FG成功率60.1%を記録している。これにはスミスの積極的なドライブがディフェンスを崩しオカフォーの攻撃の段取りが容易になったことや(スミスはリーグ4位の1試合平均11.1回ドライブをしている)、スミスのパスの調子がすこぶる良かったことがその原因だと思われる(シクサーズではキャリアハイの平均7アシストを記録)。

 

ベストゲームは2月21日のダラス・マーベリックス戦。試合には敗れたがオカフォーは32分出場しキャリハイとなる31得点と8リバウンド1アシスト1スティール1ブロック5ターンオーバーをマークした。

 

31点ゲーム!!(2分47秒)

 

・トレード濃厚

先月あたりからジャリルオカフォーのトレード話がふわふわと漂ってきたがここに来てそれが現実味を帯びてきた。理由としては2016年のNBAドラフト1位でシクサーズがPFのベン・シモンズを指名したことやノエルとの組み合わせ、先に述べたガードのイシュスミスをデトロイト・ピストンズへ放出したことなどが挙げられる。

 

オカフォーをそのままにしておくとフィラデルフィアのフロントコートは彼とナーレンズノエル、ジョエル・エンビート(復帰すれば)、シモンズとなりごちゃごちゃしているし重い感じだ。エンビードはまだプレーできていないので置いておいて、実質オカフォーとノエルあたりがトレードの対象とされる可能性は高い。

 

もし、2015-16シーズンで彼らコンビが結果を残していれば状況は違ったものになったのかもしれないが(オカフォーとノエルが同時に起用された44試合、合計696分の間、シクサーズのオフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい得点しうるかの指標)は88.8ポイント、ディフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい失点しうるかの指標)は108.8ポイントで言葉がでないシクサーズの平均でさえオフェンシブレイティング96.6ポイント、ディフェンシブレイティング106.7ポイントなのに…)、かなり危機的組み合わせなのでシーズン前に期待されていたこのコンビは1年で終了を迎えうる。

 

スコアリング一辺倒のオカフォーとディフェンシブながら今季平均11.1得点のノエルであれば残したいのはノエルだろう。カバーできる範囲が彼の方が広いし、オフェンスにおけるボールの占有率も18.9%で27.8%のオカフォーと対照的だ。ディフェンスもできるドラ1のベンシモンズはポイントフォワードとしてみたいので、オカフォーの可動エリアが小さくなるのは必至。ゆえにジャリルオカフォーがトレード要員になるのは濃厚というわけだ。

 

どうなるのかは分からないがシクサーズのトレード話には注目しておきたいところ。オカフォーもまだ20歳なので頑張ってほしいっすね!

 

この2人、見納めか!?(30秒)

 

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