将来のMVP候補アンソニー・デイビスの今季はどうだった?


カモメでおなじみの、

 

アンソニー・デイビス(ニューオリンズ・ペリカンズ)。

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Photo by Fernando Medina/NBAE via Getty Images

 

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・辛抱のシーズン

群雄割拠だった昨季のウエスタンカンファレンスでオクラホマシティ・サンダーと同じ勝率(54.9%)ながら8位に滑り込んだニューオリンズ・ペリカンズ。ニューオリンズペリカンズの名称となってから2年目にして初のプレーオフを経験した同チームは第1シードのゴールデンステイト・ウォリアーズと激突し、好ゲームを展開するもスイープ負けを喫した。今後のNBAを牽引することが期待されているビッグマン、アンソニー・デイビス(Anthony Davis)は昨季のそのプレーオフで平均31.5得点、FG成功率54%(11.8-21.8)、11リバウンド、3ブロックと大暴れ。1回戦で姿を消したがチームの大黒柱の奮闘もあってペリカンズの未来は明るいようにみえた。

 

迎えた今季。ケンタッキー大のNCAAチャンピオンに貢献し、2012年NBAドラフト全体1位の鳴り物入りでこのリーグに入ってきたアンソニーデイビスはアルビン・ジェントリー新HCのもと更なる躍進が期待されたが、結果から言えば昨季のようなインパクトを残すことは出来なかった。

 

NBA4年目若干23歳のそのパワーフォワードは今シーズン61試合で先発し平均35.5分、24.3得点、FG成功率49.3%(9.2-18.6)、3P成功率32.4%(0.6-1.8)、FT成功率75.8%(5.3-7.0)、10.3リバウンド、1.9アシスト、2ブロック、1.3スティール、2ターンオーバーを記録。

 

3シーズン連続で大きく平均得点を伸ばしてきただけに(13.5 -> 20.8 -> 24.4)今季も注目を浴びたデイビスだったが平均24.3得点で昨季とほぼ変わらず。自慢のディフェンスもリーグトップの平均2.9ブロックを記録した昨季から今季は2ブロックに落ち、スティールも平均1.5本から1.3本へやや下がった。加えて、昨シーズンはオールディフェンシブチーム(セカンド)とオールNBAチーム(ファースト)に選出されたが、今季はそこに名前が載ることは無かった。

 

アンソニーデイビスは3月の半ばに右膝と右肩の故障のため戦線を離脱し、膝の手術による影響のため残りのレギュラーシーズンを全休した。デイビスの他にもジュルー・ホリデイやタイリーク・エバンス、エリック・ゴードン、オマー・アシクなどの主力が怪我に苦しみ何度もスターターの顔ぶれが変わるなどペリカンズの今季は万全とは言えなかった。結局ウエスト12位の30勝52敗でレギュラーシーズンを終え2年連続のプレーオフは叶わなかった。

 

おー!!!(30秒)

 

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・デイビスのここをみろー

とはいえ、桁外れのポテンシャルを有するアンソニーデイビスの今シーズンに進化が無かったわけではない。1試合当たりの平均FGアテンプト数が昨季の17.6本から18.6本とちょうど1本増え、オフェンスにおけるデイビスの存在感が増した。昨シーズンはもっぱらゴール下でのプレーが多かったように思うが、今季はその得意のプレーを軸にしつつミドルレンジやスリーポイントからもシュートを打つ機会が多かったように感じる。

 

それまでのキャリアをみればデイビスからアウトサイドを連想することは無かったため(たとえば昨季は合計9本のスリー)、1試合平均1.8本のスリーポイントを打ってその成功率32.4%というのは一番のサプライズではないだろうか(今季は合計106本のスリー!!)。シュートエリアが拡大しつつあるという意味では来シーズン以降に期待を持たせるレギュラーシーズンだったともいえる。FG成功率がキャリアハイの53.5%をマークした昨シーズンから49.3%へと下がったが、これはスリーポイントでのショットが多くなったことが原因だろう。48分当たりのミドルレンジとスリーポイントのシュート回数が約10.7本から12.4本へと増えている。

 

加えて、今季のデイビスといえば59点ゲームがある。2月21日に行われ勝利したデトロイト・ピストンズとのこの一戦で、彼は43分出場し驚異の59得点(FG24-34)、20リバウンド、4アシスト、1ブロック、2ターンオーバーを記録した。キャリアハイかつ過去50シーズンで少なくとも50得点20リバウンド以上を達成した3人目の選手になった(他はシャキール・オニールとウィルト・チェンバレン)訂正:4人目の選手になった(他はシャキール・オニールとウィルト・チェンバレン、クリス・ウェバー)。コービー・ブライアントの最後の引退試合でコービーが60点を記録するまで今季の最高得点だった。

 

59点ゲーム!!(5分43秒)

 

・ペリカンズの今後

ペリカンズが上位に上がってくるには一番にディフェンスの向上が不可欠だと思う。チームのディフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい失点しうるかの指標)は30チーム中28位の107.3ポイントと苦しんだ(プレーオフに進出した昨季でさえ22位の104.7ポイント)。オフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい得点しうるかの指標)はリーグ16位の103.2ポイントで、それよりも下にアトランタ・ホークスやメンフィス・グリズリーズ、インディアナ・ペイサーズといったプレーオフ組がいるため故障者が続出しながらまずまずの結果といった感じではあった。

 

そして、ディフェンス向上のポイントとなってくるのはピックアンドロールとデイビスのプレーかもしれない。

 

ピックアンドロールに関してはペリカンズがそれから失点するポゼッションがリーグワースト3位タイの0.86ポイントであり、チーム全体としての対策・方針が必要だ(特にトレンドであるスリーポイント絡みのスクリーン)。

 

デイビスのプレーに関してはよりディフェンスにアクティブになる必要があるだろう。昨季彼がプレーしている間のディフェンシブリアルプラスマイナス(その選手がどれだけチームのディフェンスに影響を与えたかを示す指標)は+4.2ポイントを記録しておりパワーフォワードのなかではドレイモンド・グリーンの5.23に次ぐ2位、リーグ全体では7位という成績を残した。一方今季は+1.82ポイントでパワーフォワードで16位、全体では61位と大きく順位を下げた。

 

デイビスはペリカンズの大黒柱として大きな期待がかかっているためそれだけ求められるレベルも高い。昨季は攻守ともに素晴らしいシーズンを送ったが、それが彼の天井だとは誰も思わないだろう。より強烈なインパクト残しMVPレースに参加するシーズンが待ち遠しい。膝怪我の影響でリオ五輪には参加しないみたいですが100%の回復で来季めっさ活躍してくれ!!!

 

ほう!!!(32秒)

 

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