チャイニング・フライのどうしても注目したい2つのこと


初のファイナルへ、

 

チャイニング・フライ(クリーブランド・キャバリアーズ)。

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Photo by Kevin C. Cox/Getty Images

 

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・祝イースト優勝

オクラホマシティ・サンダーとゴールデンステイト・ウォリアーズのカンファレンスファイナルが第7戦にもつれる大激戦を繰り広げている中、クイックン・ローンズ・アリーナを本拠地としているクリーブランド・キャバリアーズはイースト優勝を決め一足早くファイナル出場の権利を手にした。レブロン・ジェームズとカイリー・アービング、そしてケビン・ラブのビッグスリーが集結してから2年連続の進出である。進出できた要因の1つにはスリーポイントの好調ぶりというのは外せないワードだろう。そこでチームのシュート成功率No1のチャイニング・フライ(Channing Frye)をピックアップしてみたい。

 

NBA10年目33歳のチャイニングフライは今年のオールスターブレイク当たりの2月中旬にオーランド・マジックからクリーブランドにやってきた。

 

今季マジックでは44試合に出場し平均17.1分、5.2得点、FG成功率43.5%(1.8-4.2)、3P成功率39.7%(1.1-2.8)、3.2リバウンド、0.7ターンオーバー。

 

キャブスでは26試合に出場し平均17.2分、7.5得点、FG成功率44.1%(2.7-6.2)、3P成功率37.7%(1.7-4.4)、3.6リバウンド、0.5ターンオーバー。

 

フライはどちらのチームにおいてもシューターでの役割を期待され、211センチ115.7キロのビッグマンながら高いアウトサイドの成功率が武器となっている選手だ。キャリア平均38.6%をみても今季のフライは月毎に波はあったが全体で見ればコンスタントに予想通りのロールをこなしたといって良い。

 

なんだかなつかしの…(19秒)

 

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・ファイナルへ!

チャイニングフライはアンドリュー・ボガットやクリス・ポールらが指名された2005年のNBAドラフトでニューヨーク・ニックスから1巡目8位指名を受けた。そこからニックスで2年、ポートランド・トレイルブレイザーズで2年、フェニックス・サンズでは4年(4年目の前の2012-13シーズンは心臓病のため全休)そしてマジックでの1年半を経てキャバリアーズのメンバーとなっている。

 

サンズでの1年目、2009-10シーズンには主力としてカンファレンスファイナルを経験したものの当時チャンピオンになったロサンゼルス・レイカーズに2勝4敗で屈した。これを機にフライをポストシーズンで見かけることはなかったが、この2015-16プレーオフ、彼は6年ぶりにポストシーズンの領域に足を踏み入れ、そして自身がまだ経験したことのないステージに向かって頼もしいキャストとともに大きく舵を切った。

 

ナッシュだ!(15秒)

 

そんなフライの注目すべき2つの点とは何か。ここでこれまでのフライの成績を見てみよう。

 

1回戦対デトロイト・ピストンズ(4勝0敗):9.7分、1得点、FG成功率33.3%(0.3-1.0)、3P成功率50%(0.3-0.7)、1.7リバウンド、0.3ターンオーバー。

 

2回戦対アトランタ・ホークス(4勝0敗):19.3分、13.8得点、FG成功率64.5%(5.0-7.8)、3P成功率57.9%(2.8-4.8)、3.3リバウンド、0.8ターンオーバー。

 

カンファレンスファイナル対トロント・ラプターズ(4勝2敗):16.3分、9得点、FG成功率62.5%(3.3-5.3)、3P成功率58.3%(2.3-4.0)、3.3リバウンド、0.2ターンオーバー。

 

1つめはホークス戦以降シューターとして素晴らしいパフォーマンスを見せていること。シュートの成功率だけでいえばフライはチームトップの平均FG成功率62.1%、3P成功率57.8%をマーク(正確にはジョーダン・マクレーの100%(!!)なのですが、彼はピストンズ戦の1試合で1分しか出場していないので以降除いています)。J.R.スミス、アービング、ラブのアウトサイドも調子が良く、クリーブランドはプレーオフ参加16チームのうち未だに3Pアテンプト数(33.2本)、成功数(14.4本)、成功率(43.4%)で単独1位となっている。

 

キャブスが展開しているこのスリーポイントブームの盛り上げ役にフライが積極的に加担していることは成功率からみても明らかであり、自らもそれをエンジョイしているようだ。5月6日の対ホークス3戦目には9本放ったスリーのうち7本を沈め27得点を獲得、彼のプレーオフベストゲームといっていいほどの活躍ぶりで121-108の勝利に貢献した。対ラプターズのシリーズでも少ない出場時間の中でシューター持つ責任を果たすことに徹していたように思う。

 

彼のスリーのほとんどはキャッチアンドシュートから生ずるものでその成功率は57.1%。そしてオープンな状況でのシュートが多く、コーナーだけに頼らずどのエリアからでも早いクイックリリースからアウトサイドを狙うことができる。特にマシュー・デラベドバ、レブロン・ジェームズ、リチャード・ジェファーソン、イマン・シャンパードとプレーするラインナップはチーム2番目に長く起用されており、デラベドバとレブロンのスクリーンコンボからディフェンスの状況によってチャイニングフライにパスが回るシステムは非常に強力で上手く機能している。また、このセカンドユニットが100ポゼッションプレーした場合、相手に46.6ポイントもの差をつけているというのもすごいことだ。

 

そしてフライに注目すべき点はシュートだけにとどまらない。もう1つのそれはディフェンスにおいても良いプレーを見せていることだ。クリーブランドのディフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい失点しうるかの指標)は102.9ポイントであるが、そのビッグマンがプレーしている間は98ポイントに抑えている。リムプロテクター(リングから約1.5メートル以内におけるダンクやレイアップに対するディフェンス)という側面で見ても被成功率55.3%とキャブスの中では良い方。トロント戦でセンターのビズマック・ビオンボをマークし好ディフェンスを見せたときもあった。加えて、同じポジションのケビンラブと併用してプレーさせるオプションもホットな話題。ラブとフライがプレーしている間のディフェンシブレイティングは95.5ポイントの堅守ぶりで、100ポゼッション当たり26.3ポイントもの差をつけることができるという。ここらへんも注目しておきたいところ。サンダー、ウォリアーズどちらが勝ち上がってもサイズがあって走れるチャイニングフライには出番があるはず、要チェックです!

 

プレーオフ27得点ゲーム!!(1分39秒)

 

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