苦しんだダニー・グリーンの15-16シーズンとプレーオフの巻


調子を上げてきた、

 

ダニー・グリーン(サンアントニオ・スパーズ)。

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Photos by Chris Covatta/NBAE via Getty Images

 

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・どうしたんだ

昨オフにサンアントニオ・スパーズと4年の再契約を結んだシューティングガードのダニー・グリーン(Danny Green)。常勝軍団スパーズ指折りのアウトサイドシューターとしてコンスタントにスリーポイントを決め続ける姿はまさに職人という印象を植え付ける。しかし、今シーズンの彼は2013年のNBAファイナルでスリーのNBAレコードを塗り替えた選手とは程遠いものだった。

 

7年目になる28歳のダニーグリーンはこのレギュラーシーズン79試合に先発。平均26.1分、7.2得点、FG成功率37.6%(2.7-7.1)、3P成功率33.2%(1.5-4.4)、FT成功率73.9%(0.4-0.6)、3.8リバウンド、1.8アシスト、1スティール、0.9ターンオーバーをマークした。

 

フランチャイズ記録となる67勝を挙げたスパーズのコンディションとは打って変わって、グリーンのオフェンスには不満が残った。狙撃手の生命線でもあるシュートの成功率がこれほど乱れたのは、クリーブランド・キャバリアーズで過ごしたキャリア1年目の20試合、平均5.8分、2得点、FG成功率38.5%、3P成功率27.3%以来のことだ。オールスター前と後の3P成功率を比べても35.9%から27.7%へと調子を下げている。

 

レギュラーシーズンを通して厳しいディフェンスにマークされていたというわけではなく、オープンなショットでも落とす場面が散見され、3P成功率のキャリア平均40.3%、昨季41.8%ということからもグリーンどうした!?という印象を持ったファンは少なくないだろう。

 

おお!(33秒)

 

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・なぜ起用され続けたのか

不安定なレギュラーシーズンを送った198センチのダニーグリーンはどうして79試合に先発し続けられたのだろうか。

 

その理由はディフェンスだ。

 

厳しいディフェンスをすることに定評があるグリーンは今シーズンもぬかりなくその素晴らしい守備技術の高さを見せつけた。グリーンがコートに立っている間のディフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい失点しうるかの指標)はリーグ9位の98.8ポイント、ディフェンシブウィンシェア(そのプレーヤーのディフェンスがどれだけチームの勝利に貢献したかの指標)はリーグ10位の4.1ポイントを記録している。

 

センターやパワーフォワードといった大型の選手がランキングに食い込む中で、シューティングガードとスモールフォワードを兼ねるポジションながら彼は高いディフェンス力を示した。2年連続の最優秀守備選手に選ばれたカワイ・レナードと共にリーグ最高レベルのディフェンスを誇るスパーズの堅牢なシステムを支え、マヌ・ジノビリやパティ・ミルズ、ケビン・マーティンよりもタフな守備能力を有していたからこそグリーンは試合に出続けることができた。もちろん、サンアントニオのスタメンを任されて4年目ということもあり、チームのシステムを理解しているスマートな選手という面もあるだろう。

 

おーー!(42秒)

 

・プレーオフにて

今年の初めに662本目のスリーポイントを沈めスパーズのフランチャイズ記録2位に浮上したグリーン(現在は3位:ブルース・ボウエン661本、2位:グリーン725本、1位:マヌジノビリ1342本)。レギュラーシーズンこそスランプに陥ったが、安定のシューターという印象を濁したまま彼は終わることはなかった。

 

プレーオフ1回戦のメンフィス・グリズリーズ(4-0)、2回戦のオクラホマシティ・サンダー(2-2)合わせて8試合に出場し、平均7.1得点、FG成功率42.6%(2.5-5.9)、3P成功率48.5%(2.0-4.1)を記録している。

 

6回経験したプレーオフのうち48.5%のアウトサイド成功率はキャリアハイ(平均は43.4%)。シュートタッチは悪くなくサンダーとの1試合目では6本中5本の3Pを決めるなど勝利に貢献した。このプレーオフで放った33本の3P成功率の内訳は左コーナー40%(2-5)、右コーナー60%(3-5)、それ以外からの3Pは47.8%(11-23)となっている。

 

攻撃に関していえば今まで以上にシューターとしての活躍が求めれらており、ディフェンスに関してではケビン・デュラントやラッセル・ウエストブルックというタフな相手をマークする役割が求められている。特にデュラントは4試合目に41得点しており、ウエストブルックも間違いなくオフェンスのインフルエンサーなので一層グリーンのディフェンスには注目したいところ。レッツゴーダニー!!!

 

2013NBAファイナル3Pレコードのハイライト(4分47秒)

 

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