ヨナス・バランチュナスは不調のラプターズを救えるだろうか


今こそ、

 

ヨナス・バランチュナス(トロント・ラプターズ)。

jonas

Photo by Ron Turenne/NBAE via Getty Images

 

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・ヨナスバランチュナスとは…

イースト2位の56勝を挙げ3年連続となるプレーオフ進出を果たしたトロント・ラプターズ。プレーオフ1回戦の対インディアナ・ペイサーズでは7戦までもつれたものの、何とか4勝目をつかみとりカンファレンス準決勝に駒を進めた。NBA4年目のヨナス・バランチュナス(Jonas Valanciunas)は年々強さを増すラプターズの不動のセンターとしてチームの成長に合わせるかのように彼自身着実にレベルアップしている。

 

リトアニア出身で若干23歳(5月6日に誕生日)のヨナスバランチュナスは昨夏にラプターズと4年の契約延長を交わしている。彼は2008年からプロデビューしリトアニアのバスケリーグでMVPを獲得するなどヨーロッパでは注目されていた選手だ。カイリー・アービングやトリスタン・トンプソンらがエントリーした2011年のドラフトで1巡目5位でトロントから指名を受けたが、そのシーズンはリトアニアでプレーすることになり1年後の2012年から正式にラプターズの一員となる。

 

ドラフト時の評価は213センチの恵まれたサイズとリバウンドに長けたセンターという感じでまだまだ成長の余地がある大器として迎えられた。

 

ルーキーシーズンの2012-13シーズンは62試合に出場し平均8.9得点、FG成功率55.7%、6リバウンド、1.3ブロックをマークしこれからを期待させるパフォーマンスを残した。デトロイト・ピストンズのセンター、アンドレ・ドラモンドと同じくNBAオールルーキーセカンドに選ばれ、さらに2013年のラスベガスでのサマーリーグではMVPを獲得するなどじわじわとその片鱗を現わしてきた。

 

サマーリーグMVP!(40秒)

 

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・2016レギュラーシーズン

ダマー・デローザンやカイル・ロウリーと共にラプターズのコアメンバーとなることを期待されてきたバランチュナスは毎シーズンチームの勝ち星が多くなるにつれて自身のプレーレベルもそれにアジャストさせていった。

 

今季60試合に出場し平均26分、12.8得点、FG成功率56.5%(5.1-8.9)、FT成功率76.1%(2.7-3.6)、9.1リバウンド、1.3ブロック、1.4ターンオーバーをマーク。シーズンの前半に手を骨折し22試合を欠場したがそれ以外の試合ではチーム3番目のスコアラーたる役割を担った。

 

12.8得点と9.1リバウンドはキャリアハイ。それでいてターンオーバーもキャリア最小の1.4と低く抑えられていて良い。FG成功率56.5%は昨季の57.2%から僅かに下がったが、自己最多のFGアテンプト数を記録しコンスタントな活躍を見せた。バランチュナスがプレーしている間のオフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい得点しうるかの指標)は109.1ポイント。彼は合計1557分出場しており、1000分以上出場したラプターズの他のメンバーの中では最も高いポイントになった。

 

ヨナスバランチュナスがさらに良いプレーヤーになるためには持ち味のリバウンドとブロックはさることながらアシストにも目を向けていく必要があるだろう。キャリア平均0.6本、今シーズン0.7本とまだ未開拓のジャンルのため向上していけばおもしろそうだ。1試合当たりのチーム平均アシスト数が30チーム中29位の18.7本ということもあるのでより円滑なオフェンスを目指すためにはヨナスがパスのハブとなる場面がもっとあって良いと思う。

 

おお!(20秒)

 

・プレーオフ

イースト1位通過のキャバリアーズと1ゲーム差の56勝で終えたトロントのレギュラーシーズンだったが、このプレーオフではそこで見せた勢いは影を潜めている。その原因になっているのは点数が取れないことで間違いない。レギュラーシーズンのチームオフェンシブレイティングは107.0ポイント(5位)だったが、ポストシーズンは16チーム中12位の97.7ポイントとだだ下がり。第7戦までもつれたペイサーズの堅守に屈したといっても過言ではなく、むしろ勝てたのが不思議と思われても仕方がないほどだ。平均23.5得点だったデローザンは18.4得点、21.2得点だったロウリーは13.0得点になるなどバックコートの彼らオールスターコンビはこの舞台で厳しいマークを受けている。

 

ラプターズの2強スコアラーが調子を落とす中でヨナスバランチュナスは1人気を吐いている。8試合で平均28.1分、14.9得点、FG成功率52.2%(5.9-11.3)、12.1リバウンド、1.6ブロック、1.5ターンオーバーを記録。攻守においてチームイチの存在感をアピールしており、タフなチェックを受けるデローザンやロウリーのパスを着実にゴールまで落とし込んでいる。ピックアンドロールからのアリウープやジャンプショットのタッチも好調で、12.1リバウンド、1.6ブロックからも分かる通りディフェンシブな活躍も披露。ペイサーズ戦ではイアン・マヒンミやマイルズ・ターナーをマイアミ・ヒート戦ではハッサン・ホワイトサイド相手に引けを取らない守備を見せていた。

 

OTまで競ったマイアミでの初戦は落としたがヨナスはその試合で24得点(10-16)、14リバウンド、3アシスト、3ブロック、2スティール、1ターンオーバーという暴れっぷり。シャーロット・ホーネッツとの7戦で平均13.1得点、FG成功率69.8%、11.4リバウンド、3.4ブロックを残しているホワイトサイドを相手にするのはタフな仕事だが避けては通れない。バランチュナスは好守においてラプターズのキープレーヤーなので注目したいところ。ゴーゴー!!

 

うりゃー!(31秒)

 

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