火を噴くカイリー・アービングとキャブスのプレーオフ


戻ってきた、

 

カイリー・アービング(クリーブランド・キャバリアーズ)。

KI

Photo by Jason Miller/Getty Images

 

スポンサーリンク
 

・復帰!!

左膝手術の影響でシーズン序盤の1か月半ほど離脱を強いられたカイリー・アービング(Kyrie Irving)。復帰後シュートのリズムを取り戻すのに苦労したが、クリーブランド・キャバリアーズのイースト1位通過に貢献し困難な状況から這い上がってくるタフなプレーを見せてきた。

 

NBA5年目24歳のそのポイントガードはレギュラーシーズンの53試合に出場し平均31.5分、19.6得点、FG成功率44.8%(7.4-16.6)、3P成功率32.1%(1.6-4.9)、FT成功率88.5%(3.2-3.6)、4.7アシスト、3リバウンド、1.1スティール、2.3ターンオーバーをマーク。

 

怪我明けとなったこのレギュラーシーズンはカイリーアービングにとって素晴らしいシーズンだったとはいえないかもしれない。なぜなら彼のキャリアハイは2年目のときに記録した22.5得点がマックスで、レブロン・ジェイムズとケビン・ラブが加入しビッグスリーが誕生した昨季、アービングは75試合に出場して平均21.7得点、FG成功率46.8%、3P成功率41.5%、2.5ターンオーバーという上々の結果を残しているからだ(シュートの成功率が共に4割を超えたのは初)。

 

しかしながら、アービングは久々の実践に適応する努力と並行して平均20得点近くを取り、彼のオフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい得点しうるかの指標)は110.4ポイントを記録した。レブロン(112.4)、ラブ(111)そしてJ.R.スミス(110.5)の4本柱とともにアービングはキャブスのオフェンスを支えていたことが分かる。チームのオフェンシブレイティングはリーグ4位の108.1ポイントをマークした。

 

!!(31秒)

 

広告
 

・2回目のプレーオフ

自身2回目のプレーオフに臨んでいるオーストラリア出身のその191センチのガードは、デトロイト・ピストンズとの1回戦で信じられないほどポジティブな活躍を見せた。4連勝したそれらのゲームでアービングは平均27.5得点、FG成功率47.1%(41-87)、3P成功率47.1%(16-34)、1.3スティール、1.5ターンオーバーを記録している。

 

驚くべきはアウトサイドの好調ぶりに違いない。昨季から9.4ポイントも成功率が落ちていたスリーポイントがポストシーズンになって火を噴いた。左コーナーから打った2本のスリーはどちらもリングに嫌われているが、右コーナーのスリー成功率は50%(3-6)、それ以外のスリーも50%(13-26)と絶妙なシュートタッチを披露。今季レギュラーシーズンでは左コーナーのスリー成功率は43.3%(13-30)、右コーナーは31%(9-29)、それ以外は30.5%(62-203)となっており、あまりの変貌ぶりに当然ながら対策を講じてきたデトロイト陣営を唖然とさせた。

 

初めてプレーオフでNBAファイナルまで広がる土地を踏んだ昨季を見ても、彼は平均19得点、FG成功率43.8%、3P成功率45%、1.5ターンオーバーとオフェンスでの活躍がキラリと光っていた。現段階でのプレーオフにおけるアービングの印象はプレッシャーがのしかかる舞台でも全く臆さずにレギュラーシーズン以上のパフォーマンスをやってのけるという感じか。

 

ふ~!(34秒)

 

・キャバリアーズ

キャバリアーズのチームの状態は好調だ。アービング含め主力級の選手は皆高いシュート成功率をキープしている。対戦相手や試合数の違いというのはあるが、プレーオフでのクリーブランドの3Pアテンプト、成功数、成功率はそれぞれ34.5本(1位)、14.3本(1位)、41.3%(2位)と文句なし。

 

プレーオフで得点トップのカイリーアービング(27.5)、リバウンドトップのケビンラブ(12)、アシスト、スティール、ブロックでトップのレブロン(6.8、1.8、0.8)らチームトップの3人がそれぞれ役割を全うしているところが今のキャバリアーズの強み。ビッグスリーの理想的なかたちでファーストラウンドを乗り越えたことはチームの自信につながっていく。

 

2回戦はボストン・セルティックスを下したアトランタ・ホークスと対戦。ホークスは好調なクリーブランドを真っ向からディフェンスするのが適切なのかどうか探りながら挑んでくるだろう。そのディフェンスのスパイスとしてビッグスリーの誰か、たぶんアービング、にアイソレーションを強いるようなディフェンスをかましてくる可能性は十分ありそうだ。アービングはピストンズ戦で見せた切れ味抜群のハンドリングをもってしてシュートを狙うこととアウトサイドでコンスタントな活躍ができるかがカギになると思う。アービング期待です!

 

おお!!!(35秒)

 

スポンサーリンク
 

キャブスの関連記事

長距離砲のJ.R.スミスがプレーオフで成功するためのカギとは2016年4月16日

6ヶ月ぶりに復帰したカイリー・アービングが華麗なプレーを披露2015年12月21日

検索 絶好調のケビン・ラブはキャバリアーズを牽引できるか2015年11月30日