万能型のジョージ・ヒルが挑むプレーオフと課題


万能な、

 

ジョージ・ヒル(インディアナ・ペイサーズ)。

hill

Photo by Andy Lyons/Getty Images

 

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参考記事

・万能型

インディアナ・ペイサーズのジョージ・ヒル(George Hill)はサンアントニオ・スパーズで3年過ごした後、彼の故郷に本拠地を構えるペイサーズに在籍して5年目を迎えた。万能型の選手として様々な役割をこなせるその29歳のポイントガードの周りには一時期アトランタ・ホークスのポイントガード、ジェフ・ティーグが絡むトレードのうわさもあったようだが(どちらも故郷はインディアナ)、結局ヒルはペイサーズのスターターでもって出場し続け1年ぶりとなるプレーオフ進出の原動力となった。

 

ジョージヒルの昨シーズンは左膝負傷の影響で前半をほとんど欠場し43試合の出場にとどまったが、今季は74試合に出場した。平均34.1分、12.1得点、FG成功率44.1%(4.4-10.0)、3P成功率40.8%(1.7-4.2)、FT成功率76%(1.7-4.2)、4リバウンド、3.5アシスト、1.1スティール、1.4ターンオーバーを記録。

 

良いFG成功率(キャリア平均45%)と少ないターンオーバー(キャリア平均1.3本)が特徴的なプレースタイルは今季も相変わらずで、こつこつ点数を積み重ねる安定したパフォーマンスを見せた。8年のNBA生活で平均37.6%をマークしているスリーポイントは今季40.8%を残しており、FGと3Pの成功率がともに4割を超えた初めてのレギュラーシーズンとなった。

 

おお!(36秒)

 

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190センチのヒルが持つ素晴らしい能力の一つはどんな状況にも適切にアジャストできることだ。例えば、スパーズ時代はトニー・パーカーのバック アップとして堅実なプレーを見せていたし、オールスタープレーヤーのポール・ジョージが離脱していた昨季は落ち着いたゲームメイクやボールコントロールで アシストを多めにしつつ、スコアラーとしての役割を成し遂げた。16.1得点(FG成功率47.7%)5.1アシスト4.2リバウンド1.6ターンオー バーを記録し、得点とアシストは自己ベストになっている。

 

今季加入したモンテ・エリスとの起用法をみてもヒルはコン ボガードのようにプレーしたり、シューティングガードに徹したりして見せた。途中加入のタイ・ローソンとの組み合わせに至ってもローソンがポイントガー ド、ヒルがシューティングガードという棲み分けを上手くこなし、どんな仕事を任されても上々に仕上げて見せるフレキシブルなスキルを発揮した。

 

OO!!!(42秒)

 

・プレーオフにて

ペイサーズは2015-16プレーオフ1回戦をトロント・ラプターズと戦っており、現在1勝2敗。このプレーオフでジョージヒルはラプターズのオールスターポイントガード、カイル・ロウリー相手に秀抜なディフェンスを披露している。ロウリーのFG成功率をレギュラーシーズンの42.7%から31.9%(15-49)に、3P成功率を38.8%から22.7%(5-22)にしており、随分と苦しめているところ。しかしながら、この3試合でカイルロウリーも徐々に調子を上げてきているので(FG成功率23.1% -> 30.8% -> 38.1%)、ヒルにはディフェンス以外でのアグレッシブさも求められる。つまりオフェンスだ。

 

プレーオフの3試合で平均9得点、FG成功率44.4%(8-18)、3P成功率30%(3-10)となっており、スリーポイントにおけるインパクトがもう少しほしいところ。レギュラーシーズンではコーナースリーを43.7%(55-126)の高確率で決めており、キックアウトパスからのコーナースリーパターンを増やした方が良いと思う。もちろん、ヒルが何十点も取る必要はないがラプターズのディフェンスの注意を散らせるほどのオフェンスへの関与が必要だ。そうすればポールジョージやモンテエリス、マイルズ・ターナーらがより広いスペースを使ってオフェンスを優位に展開できる期待が高まる。ヒルの攻守、注目ですね!!

 

レッツゴー!(1分23秒)

 

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