X-ファクターのランス・スティーブンソンに賭けるプレーオフ


X-ファクター、

 

ランス・スティーブンソン(メンフィス・グリズリーズ)。

lance

Photo by Harry How/Getty Images

 

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・グリズリーズへ

2月の中旬にロサンゼルス・クリッパーズからメンフィス・グリズリーズに移籍してきたランス・スティーブンソン(Lance Stephenson)。今季NBA6年25歳の彼は出番の少なかったクリッパーズでのエネルギーをこのメンフィスに注ぎ込んでいる。マーク・ガソルに続いてマイク・コンリーが離脱し、暗いチーム事情のなかでスティーブンソンは次を期待させるプレーを披露している。

 

ランススティーブンソンはグリズリーズの一員としてレギュラーシーズンの26試合に出場し、平均14.2得点FG成功率47.4%(5.6-11.8)3P成功率35.5%(0.4-1.2)FT成功率81.5%(2.5-3.1)4.4リバウンド2.8アシスト0.7スティール1.8ターンオーバーを記録した。

 

今シーズンのクリッパーズでは平均15.8分4.7得点FG成功率49.4%と調子が良く、新天地でもそのリズムを保ったままチームに貢献した。OTの末勝利を収めた3月11日のニューオリンズ・ペリカンズ戦では33得点7リバウンド4アシストの大暴れを演じて勝利につなげて見せた。2013-14レギュラーシーズンを56勝26敗としたインディアナ・ペイサーズの主力として平均13.8得点FG成功率49.1%をマークしたレベルのシュートタッチの良さを今季のレギュラーシーズンでは見せた。

 

1on1からドリブルを駆使してスペースを作り出す能力に秀でているスティーブンソンがプレーしているときのオフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい得点しうるかの指標)はグリズリーズトップの105.9ポイントをマーク。オフェンスの起爆剤にはうってつけのプレーヤーだ。

 

ディッシュ!!(32秒)

 

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・泥沼

2011年に第8シードだったメンフィスが当時61勝を挙げ第1シードだったサンアントニオ・スパーズをアップセットした衝撃は強烈なものだった。しかしながら、今季その稀有なシナリオを再現するのは非常に困難だ。もとより戦線を離れていたマークガソルに加えてマイクコンリーが3月7日以降アキレス腱の故障によって離脱しているが、その影響の大きさには思わず目を覆いたくなるほどである。というのも、3月6日以前におけるグリズリーズのオフェンシブレイティングは30チーム中12位の104.6ポイント、ディフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい失点しうるかの指標)は15位の103.9ポイントなのだが、コンリーが負傷して以降のチームのオフェンシブレイティングはリーグ27位(ニックスとシクサーズの間)の100.7ポイント、ディフェンシブレイティングに至っては29位(ペリカンズとネッツの間)の110.3ポイントで泥沼状態となっているからだ。

 

控えガードのマリオ・チャルマーズもアキレス腱の怪我をし、いよいよ緊急事態になったグリズリーズはイスラエルでプレーしていたジョーダン・ファーマーとNBADリーグでプレーしていた新人のザビエル・マンフォードを急いで招集した。このレギュラーシーズンで入れ替わりを含む合計28人もの選手がグリズリーズのユニフォームをに袖を通し、この人数はNBA記録となっている。

 

おお!(34秒)

 

・X-ファクター

オールスター前(31-22)と後(11-18)での失速ぶりが明らかで、堅守で名の知れたトニー・アレンもハムストリングの負傷で本来の調子ではないなど満足のいくキャストで過ごせていないグリズリーズ。強豪スパーズとのプレーオフ1回戦で大どんでん返しを狙うのであればスティーブンソンに賭けてみるというのがおもしろい策だ。すでに2試合を完敗しているが、スティーブンソンは1試合目で14得点をマークしている(FG6-11)。デビッド・イェーガーHCは彼をX-ファクターとする発言をしており、今後のランスの起用に注目が集まる。

 

2014年以来のプレーオフを経験しているランススティーブンソンはときに強引でセルフィッシュなプレーをすることもあるが、その一方でそれがチームの勝利に結びつくこともある。ペリメーターでのオフェンスをユニークに創造する高いスキルを活かし、ドライブやアシストを通してスパーズにプレッシャーを与えることができるかがポイントになりそうだ。もちろん、彼が波に乗ってくれば2年連続の年間最優秀守備選手に選ばれたカワイ・レナードがそのシャットアウトに本気を出すだろう。

 

 

後戻りできないスパーズとのプレーオフでスティーブンソンがどのようなプレーを見せてくれるのか注目したいところ。良い試合になればおもしろいですね!!

 

ダンク!!!(32秒)

 

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