岐路に立つアイザイア・トーマスのプレーオフの巻


さあ、

 

アイザイア・トーマス(ボストン・セルティックス)。

thomas

Photo by Maddie Meyer/Getty Images

 

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・リーダー

2年連続となるプレーオフ進出を決めたボストン・セルティックス。イースト5位の48勝34敗としたチームを率いるのは昨シーズンの途中でフェニックス・サンズから移籍してきた175センチのポイントガード、アイザイア・トーマス(Isaiah Thomas)だ。今季NBA5年目にるそのヘッドバンドの似合うガードは、3年目のサクラメント・キングスでブレイクしたときのインパクトを思い起こさせるほどのプレーをみせ、今やボストンの顔と呼べる存在になっている。

 

アイザイアトーマスはレギュラーシーズン全82ゲームに出場し平均32.2分22.2得点FG成功率42.8%(7.2-16.9)3P成功率35.9%(2.0-5.7)FT成功率87.1%(5.8-6.6)6.2アシスト3リバウンド1.1スティール2.7ターンオーバーを記録した。

 

キャリアハイの得点とFGアテンプト数をマークし、得点とアシストではチームリーダーになった。キングスでの3年目を彷彿させるかようにダブルダブルはその年のシーズンと同じく自己最多タイの7回記録。昨シーズンの途中で加入しチームトップの平均19得点を取ったその勢いは今季のボストンでも緩むことはなかった。キングス時代のようだと書いたが、その当時出来なかったチームをプレーオフへ導くことを成し遂げたため今シーズンは彼自身のキャリアの中で大きな一歩となったのは間違いない。特に、3月の14試合で平均25.5得点(FG44.8%、3P42.0%)をコンスタントにたたき出し、シーズン終盤のちからの入れどころで素晴らしいパフォーマンスを見せた。

 

レギュラーシーズンで合計2644分出場したトーマスがプレーしている間のチームのプラスマイナス(得失点差)はケイリー・オリニクの+7.5に次 ぐ+5.4ポイント。シックスマンのオリニクは合計出場時間が1395分なので、スタメンレベルの枠組でみればトーマスの好影響ぶりが際立つ。加えて、彼 がコートにいる間、100ポゼッション当たりのチームの得点はトーマスがベンチにいる間よりも+7.7ポイントでありオフェンスには欠かせないピースであ ることが分かる。

 

おおー!(31秒)

 

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・プレーオフにて

初めてのプレーオフデビューを果たした昨シーズンを経てトーマスが臨むこのプレーオフ。しかし、トーマスとセルティックスを取り囲む状況は厳しいものになりそうだ。

 

去年のプレーオフ一回戦、スイープ負けしたクリーブランド・キャバリアーズとの4試合でトーマスは平均17.5得点FG成功率33.3%3P成功率16.7%と抑えられ、今季のプレーオフ一回戦、2連敗を喫しているアトランタ・ホークスとのそれらの試合でも平均21.5得点FG成功率33.3%(12-36)3P成功率31.3%(5-16)とレギュラーシーズンで披露したようなステージは影を潜めている。アトランタで2敗したときのインタビューでこう語った。

 

「僕がオフボールのときいつも2人ついてくるんだ。僕の目を見ているようだったね。厳しいディフェンスをしていたけど、それはホークスから僕に対するリスクペクトであることは分かっている。あと、イージーなレイアップを外してしまった!。ミドルレンジのジャンプショットは手ごたえを掴みつつあるよ」

 

おおおおお!(44秒)

 

ボストンとアトランタの試合は前評ではどっこいどっこいだったが、ストッパーでありトーマスのバックコートコンビだったエイブリー・ブラッドリーがハムストリングの負傷で離脱、スリーも打てるビッグマン、オリニク(3P40.5%(1.2-3.0))も肩の負傷で様子見、マーカス・スマートもまた肋骨を負傷中でセルティックスの取り巻く環境はベストコンディションではなくなってしまった。頼りになるディフェンダーでもあり2桁得点をマークしていたブラッドリーとオリニクを欠いたボストンに容赦なく鷹がよってかかり、セルツのこのシリーズを2連敗という厳しい立場に追いやった。

 

トーマスに対するディフェンスは固いがプレーオフで勝つには彼の奮起が不可欠である。どれだけシュートを落としても自信を失わずに打ち続けられるかがポイントになると思う。若いチームを先導するリーダーとしてシュート、アシストに力を入れて全体を盛り上げていけるか気になるところ。がんばれトーマス!!

 

トップ10!!(2分47秒)

 

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