2年目の新人王アンドリュー・ウィギンスとウルブズの今後


期待の、

 

アンドリュー・ウィギンス(ミネソタ・ティンバーウルブズ)。

wigins

Photo by Ronald Martinez/Getty Images

 

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・2年目

ドラフト1位のカール=アンソニー・タウンズを迎え注目を浴び続けたミネソタ・ティンバーウルブズ。2015年のドラフト1位かつその年の新人王に選出されたアンドリュー・ウィギンス(Andrew Wiggins)が2年目となる今季にどれほどのパフォーマンスを見せるのかにも熱線が集まっていた。

 

21歳のアンドリューウィギンスは81試合に先発し平均35.1分20.7得点FG成功率45.9%(7.3-16.0)3P成功率30%(0.7-2.3)FT成功率76.1%(5.3-7.0)3.6リバウンド2.0アシスト1スティール2.2ターンオーバーをマークした。

 

昨シーズンより向上したところはシュート。FG成功率を43.7%から45.9%に上げ、1試合当たりのFGアテンプト数も平均2本増えている。毎試合だいたい20点をジャンプショット中心にコンスタントに取りチームの得点リーダーとしてオフェンスを先導した。30点以上取った10試合を(昨季は4試合)7勝3敗とし、自らの得点がチームの勝敗を左右する経験を積み重ねた。

 

アウェイのオラクルアリーナで行われた4月5日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦では、クレイ・トンプソン、ステファン・カリーら主力が出場した中、OTの末124-117で勝利を収めるなどウォリアーズ相手に今季9個目の黒星を付けることに成功。ウィギンスの32得点5リバウンド4アシスト6スティールとシャバズ・モハメドの35得点が決め手となった。

 

おおー!(36秒)

 

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・今後のウルブズについて

ブレイクのシーズンとはいえないが順調なオフェンスの成長を見せたアンドリューウィギンス。しかし、昨季の16勝66敗よりは良くなったものの、29勝53敗で終えたレギュラーシーズンには不満も残るのが正直なところ。なぜなら、全82試合に出場し18.3得点10.5リバウンドと稀有な才能を認識させたタウンズと、昨シーズンわずか22試合の出場にとどまった司令塔リッキー・ルビオが76試合に出場したのにも関わらず30勝に届いていないからである。

 

ウィギンスはルーキーシーズンから2年目にかけて大ブレイクしたケビン・デュラントのような物語を描くことは出来ず、アウトサイドの向上も見られなかった。カールアンソニータウンズや21歳のザック・ラビーンらと共にウィギンスはミネソタの将来を作り上げていくことを期待されている分、シュートだけでなくリバウンドやスティールの向上も図らなくてはいけない。特にリバウンドは4.6本から3.6本に下がり、チーム全体で見てもタウンズ(10.5)、ゴーギー・ジェン(7.1)のセンター・パワーフォワード組とガードながらルビオが4.3本マークしている以外さっぱりだ。

 

いえー!(32秒)

 

ミネソタの課題はディフェンスであることは間違いなく(ディフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい失点しうるかの指標)は30チーム中27位の107.1ポイント)、今後は相手のポゼッションを切るディフェンスを意識する必要があるだろう。

 

例えば、ディフェンシブリバウンドパーセンテージ(何パーセントの確率でディフェンシブリバウンドを取るかの値)を見ると、ウルブズはリーグ24位の74.4%(ロサンゼルス・レイカーズと同順)と低い。これよりディフェンシブリバウンドパーセンテージが低いチームに、ボストン・セルティックス(26位、74.6%)、アトランタ・ホークス(同じく26位、74.6%)、ロサンゼルス・クリッパーズ(28位、73.8%)、ヒューストン・ロケッツ(30位、72.8%)というプレーオフチームがいるが、それらのチームは1試合当たりのブロック数やスティール数でリーグ上位である。

 

左:ブロック 右スティール()内は本数

セルティックス:22位(4.2)、2位(9.2)

ホークス    :4位(5.9)、3位(9.1)

クリッパーズ :10位(5.6)、7位(8.6)

ロケッツ    :13位(5.2)、1位(10)

ウルブズ   :18位(4.6)、14位(8)

 

上位チームを目指すためにはディフェンスリバウンドやブロック、スティールを通して相手のオフェンスポゼッションを切るディフェンスが有効なので、ウィギンスは昨シーズンから低下しているリバウンド、変化のない0.6ブロック1スティール対しても積極的に参加してほしいところ。チームに流れを引き寄せるエースになるにはシュートの他にディフェンスにもコミットしなくてはいけない。ガーネットとプリンスを除けば平均NBA経験年数約2.8年と若々しいミネソタには注目していきたいですね!!!

 

32得点で勝利したウォリアーズ戦(5分21秒)

 

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