スリー職人カイル・コーバーとホークスのプレーオフの巻


生粋のシューター、

 

カイル・コーバー(アトランタ・ホークス)。

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Photo by Kevin C. Cox/Getty Images

 

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・さすが

昨季クリーブランド・キャバリアーズとのカンファレンス決勝2試合目で、ルーズボールを取りにダイブしたキャブスのマシュー・デラベドバと接触し右足首を手術。利き腕である右肘も手術を行いオフシーズンの自主トレを見送ったアトランタ・ホークスのカイル・コーバー(Kyle Korver)。NBA13年目35歳のその生粋のシューターは怪我の影響を受けながらもレギュラーシーズンを全うした。

 

カイルコーバーは80試合に出場し平均30分9.2得点FG成功率43.5%(3.4-7.7)3P成功率39.9%(2.0-5.0)FT成功率83.3%(0.6-0.7)3.3リバウンド2.1アシスト0.8スティール1.2ターンオーバーをマーク。

 

今やシューターといえばステファン・カリー一色だが、コーバーもまた素晴らしい選手であることは疑いない。キャリア平均42.9%の3P成功率、昨季までの6シーズンではその成功率を46.3%という驚異的なものにした。ホークス4年目となるその不動のシューターは今季3P成功率39.9%。彼の基準からすると低く収まったが、月を追うごとにそのレベルを上げていった。

 

オフに行うルーティーンワークが出来なかった影響が出たのか、12月のアウトサイドの成功率は29.6%とひどく落ち込む。しかしコーバーはそこから38.7%(1月)、42.3%(2月)、45.5%(3月)、43.3%(4月)と徐々にリズムを取り戻し、チームのプレーオフ出場に大きく貢献。彼がコートにいる間のオフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい得点しうるかの指標)は104.5ポイントを記録し、500分以上出場している15人のホークスのメンバーの中で最も高く、ホークスきってのウェポンである存在感を示した。

 

1分で11点!!!(1分10秒)

 

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・プレーオフにて

レギュラーシーズンをイースト4位の48勝34敗で終え、プレーオフ1回戦をボストン・セルティックスと対戦しているアトランタ。1試合目でのカイルコーバーはFG1-10、7本打ったアウトサイドはすべて外れるなど精彩を欠いたが、チームは102-101で辛勝した。

 

コーバーのファンにとってはヒヤリとさせる1試合目となったものの、2試合目はまるで別人かのようなパフォーマンスでチームを鼓舞した。FG6-9、7本打ったスリーポイントは5本ネットに沈められた。その勢いに乗りホークスは89-72と快勝しこのシリーズを2-0の優勢にする。

 

2試合目の勝利の要因はセルティックスのストッパーであるエイブリー・ブラッドリーが怪我で欠場したこともあって、ホークスはコーバーにシュートを打たせるためのセットオフェンスが上手く機能したことが大きい。計算されたスクリーンやインサイドアウトでスペースを作り、そのモーションに入ったならば誰も止めることのできない素早いキャッチアンドシュートが弧を描いた。

 

コーバーのダンク!!(27秒)

 

1試合当たりリーグ2位の25.6アシストをマークするなど、パスを中心にバスケットを展開するホークスはプレーオフでもジェフ・ティーグ、ポール・ミルサップ、アル・ホーフォード、デニス・シュローダー、ケント・ベイズモアからカイルコーバーへ上手くパスする流れを作れるかがポイントになりそうだ。コーバーへアシストする選手が特定的でなく散らばっているのがホークスの良いところで、ディフェンダーに守りづらくさせることが出来る。コーバーにエンジンがかかりそのリリースの速さを恐れてディフェンスを引き付けることを可能にすれば、アルホーフォードらインサイド陣が躍動するだろう。レッツゴーコーバー~~!!

 

モップとコーバー(30秒)

 

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