プレーオフにおけるポール・ジョージの懸念と役割とは


リーダー、

 

ポール・ジョージ(インディアナ・ペイサーズ)。

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Photo by Maddie Meyer/Getty Images

 

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・81試合

右足の骨折で昨季6試合の出場にとどまったインディアナ・ペイサーズのポール・ジョージ(Paul George)。今季は復活とばかりにミルウォーキー・バックスとの最終戦を除く81試合に出場し、昨シーズン逃したプレーオフへの切符をチームにもたらした。

 

NBA6年目25歳のそのスモールフォワードは平均34.8分23.1得点FG成功率41.8%(7.5-17.9)3P成功率37.1%(2.6-7.0)FT成功率86%(5.6-6.5)7リバウンド4.1アシスト1.9スティール3.3ターンオーバーを記録。

 

23.1得点はキャリアハイ。チーム2番目の平均13.8得点を挙げているモンテ・エリスより10点近く多いチーム得点リーダーとしてコンスタントな活躍を見せ、自身3度目となるNBAオールスターにも選出された。

 

カムバック!(1分18秒)

 

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・プレーオフでの懸念と役割

ポールジョージは2010~2014までの4シーズンでプレーオフを経験しており、年を追うごとにその大舞台でのスタッツを向上させている(平均6.0得点 -> 9.7 -> 19.2 -> 22.6)。カンファレンス決勝でマイアミ・ヒートに敗れた2014年のプレーオフでは平均22.6得点7.6リバウンド3.6アシスト2.2スティール2.6ターンオーバーをマークし、ペイサーズの支柱と呼ばれる所以を示した。

 

2度のオールNBAディフェンシブチームに選ばれているジョージが率いる今季のインディアナはディフェンシブなチームであり、レギュラーシーズンにおけるディフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい失点しうるかの指標)は全30チーム中3番目に低い100.2ポイント(1位はサンアントニオ・スパーズの96.6ポイント、2位はアトランタ・ホークスの98.8ポイント)

 

プレーオフで既に戦っているトロント・ラプターズとはレギュラーシーズン1勝3敗と苦手にしているが、対ラプターズを対象としたディフェンシブレイティングはリーグ3位の100.2ポイントで同様に素晴らしく、逆にオフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい得点しうるかの指標)はリーグ20位の98.9ポイント。その差であるネットレイティング(98.9 – 100.2)は約-1.4ポイントで結果としてネガティブなものとなっている。

 

ではプレーオフでのラプターズ戦をどうすれば良いかというと、簡単にいえばディフェンスは上手く機能しているのだからあとは点数を取ればよい、ということになる。ラプターズと戦ったレギュラーシーズン4試合でジョージは平均16.3得点、FG成功率30.8%、3P成功率26.9%と抑え込まれたが、チームの柱である以上はオフェンスでチームに好影響を与えなくてはいけない。

1勝3敗のうちトロントに負けた3試合ではペイサーズのスコアはどれも100点未満だったが、勝った1試合は106点記録しており、その試合でジョージはアウトサイドを4本決めてチームに流れを引き寄せた。プレーオフ1試合目でも33得点6アシストでペイサーズを先導し100-90で勝利を収めた。いずれもチームスコアは100点以上記録している。

 

おお!!(30秒)

 

ポールジョージの好守における役割はペイサーズの勝利にとって無くてはならないものだが、今季37.1%のアウトサイドに関して懸念が残る。このレギュラーシーズンでオープン(ディフェンダーとの距離が120センチ以上)でのスリーポイントの成功率は4割を超えているが、タイト(ディフェンダーとの距離が120~60センチ)なディフェンスでのアウトサイドの成功率は26.6%に低下する。しかし、ラプターズとの1試合目ではダマー・デローザンやデマーレ・キャロルのマークを受けつつも、ジョージは5本打ったスリーのうちタイトな距離だった3本をすべて成功させて見せた。次戦以降も厳しいチェックを受けることは間違いないから、彼がどのようにそれにぶつかっていくのか楽しみなところ。レッツゴージョージ!!

 

33得点!(6分43秒)

 

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