今季のクリス・ポールの凄さとプレーオフに向けて


いよいよ、

 

クリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ)。

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Photo by Bill Baptist/NBAE via Getty Images

 

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参考記事

・正統派ポイントガード

ブレイク・グリフィンが3カ月離脱というアクシデントに見舞われながらも(4月から復帰)、ウエスト4位の53勝29敗で5年連続となるプレーオフ進出を果たしたロサンゼルス・クリッパーズ。スコアラーが抜けていたがコツコツと白星を重ねていったその要因にはクリス・ポール(Chris Paul)の存在があることは間違いない。

 

今季NBA11年目のクリスポールは74試合で先発し、平均32.7分19.5得点FG成功率46.2%(7.0-15.1)3P成功率37.1%(1.6-4.4)FT成功率89.6%(4.0-4.4)10アシスト4.2リバウンド2.05スティール2.6ターンオーバーを記録。これらのほとんどは彼のキャリア平均とほぼ同じ水準であり、これまでと同様に安定感抜群のステージを披露した。

 

リーグNo1の正統派ポイントガード(ハーフコートオフェンスの組み立ての上手さやアシストの多さ、ターンオーバーの少なさ、パスを中心とした伝統的なポイントガードのようなイメージ)との呼び声が高いポールは類まれに見るリーダーシップと統率力、コンスタントな得点力を有し、その動じることのないプレースタイルには絶大な信頼が置かれている。キャリア平均35.9分のプレータイムにもそれが表れる。

 

アシストをターンオーバーで割ることでターンオーバー1回あたりに何本アシストしているのかを導けるが、今季のクリスポールはのそれはリーグ2位の3.8本。1位はメンフィス・グリズリーズに所属するマイク・コンリーの4.07本となった。コンリーもまた正統派のポイントガードと言われる選手で、彼は3月からアキレスの負傷で離脱しており今季は56試合の出場にとどまっている(プレーオフ中の復帰は見送る見方が濃厚です)。彼はポールよりターンオーバーが少ない(1.5本)分、アシストも少ない(6.1本)ため、チーム事情やとらえ方にもよるが、ポールの方がよりオフェンスにアクティブで一段上をいくポイントガードと言ってよいだろう。

 

おー!(31秒)

 

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・ボールさばき

クリッパーズのスターターにはポールのほかにJ.J.レディック、デアンドレ・ジョーダン、ブレイクグリフィンなど得点力に優れた選手がいる。各チームのスタメンで比べたとき、クリッパーズのスタメン陣のFG成功率は全30チーム中2位の49.3%と非常に高確率かつ強力だ。1位49.4%のゴールデンステイト・ウォリアーズとわずかな差しかない。同様にオフェンシブレイティング(100ポゼッション当たりにチームはどのくらい得点しうるかの指標)を比べるとリーグ4位の110.3ポイントと高い。それより上はウォリアーズの114.6ポイント、オクラホマシティ・サンダーの111.8ポイント、クリーブランド・キャバリアーズの111.0ポイントとなっている。

 

上の3チームのスタメンにはステファン・カリー(30.1)クレイ・トンプソン(22.1)、ケビン・デュラント(28.2)ラッセル・ウエストブルック(23.5)、レブロン・ジェイムズ(25.3)といった点取り屋の代表格がいるが、クリッパーズはグリフィンの21.4得点が最高。しかしながら、クリッパーズはそれらの3チームよりも平均2桁得点をマークしている選手が最も多い6人で、個々のシュート力もさることながら、チームトップのアシスト数を誇るクリスポールがチームオフェンスの力を最大限に引き出すボールさばきをしていることもまた確かだ。

 

ダンク!(30秒)

 

・プレーオフに向けて

高いパスのスキル(4度アシスト王)に加えて自身の得点能力も申し分ないポールだが、182センチながらその厳しいディフェンスも高い評価を受けている。ペリメーターでもタフにディフェンスをこなし、俊敏な動きでスティールを量産(6度スティール王)。彼は最近の8シーズンのうち7度オールNBAディフェンシブチームに選ばれるほどの経験と実力を持っている(ファーストチーム:2015,14,13,12,09 セカンドチーム:2011,08)。

 

いよいよ現地17日はポートランド・トレイルブレイザーズとの初戦があるが、そのディフェンスはブレイザーズのエース、ダミアン・リラードを苦しめることになりそうだ。リラードにとっては昨季のプレーオフ1回戦、グリズリーズ戦で守備職人のトニー・アレンに散々マークされ勝負強さを封じられた(FG40.6%3P16.1%)。

 

クリスポールのピックアンドロールパーセンテージはリーグ5番目の51.9%をマークしており、ピックアンドロールを多用する選手だということが分かる。一方のブレイザーズはピックアンドロールから失点するポゼッションがリーグワースト2位の0.87ポイント。プレーオフでは改善してくるだろうが、ポールとしてはレギュラーシーズンと同じようにこのプレースタイルで攻めていくことが王道だろう。デアンドレジョーダンへのアリウープはこのプレーオフでも見たいですね!!

 

キャリアトップ10!!(3分38秒)

 

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