ジャズのエース、ゴードン・ヘイワードは正念場を迎えている


いよいよ、

 

ゴードン・ヘイワード(ユタ・ジャズ)。

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Photo by Melissa Majchrzak/NBAE via Getty Images

 

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・NBAおもしろいよ

なんとNBA2015-16レギュラーシーズンが残すところあと3日。ファンにとっては一時の寂しい気持ちが芽生え始める時期であるが、どうやら今季のレギュラーシーズンはまだその佳境を出ていないようだ。ウエストのプレーオフ出場枠があと2枠残っている。争っているのは7位のダラス・マーベリックス(41勝39敗)、8位のユタ・ジャズ(40勝40敗)、そして9位のヒューストン・ロケッツ(39勝41敗)の3チーム。これら各チームは残り2枠をかけてそれぞれ2試合を戦う予定だ。その中から今回はジャズとヘイワードにフォーカス。

 

ユタ州ソルトレークシティに本拠地を構えるユタジャズの顔といえばエースのゴードン・ヘイワード(Gordon Hayward)だろう。ジョン・ウォールやポール・ジョージらがエントリーした2010年のNBAドラフトで、今季NBA6年目のヘイワードは1巡目9位という高い評価をジャズから受けた。バトラー大の主力としてチームをNCAAの決勝まで導き、デューク大相手に惜しくもチャンピオンを逃したものの(59-61)、チームメイトのシェルビン・マックと共にその年のカレッジバスケットを大いに賑わせた(ちなみにそのシェルビンは今季の途中でジャズへ移籍してきた)。

 

おおー!(31秒)

 

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・ユタのエース

スモールフォワードのゴードンヘイワードはルーキーイヤーである2010-11シーズンから今までずっとユタの戦力として試合に出場し続けた。2年目の11-12シーズンにはアル・ジェファーソンとポール・ミルサップの2強スコアラーに牽引されプレーオフを経験した。大学時代はほとんど勝利尽くしだったヘイワードにとって苦しい時期になったのは4年目の13-14シーズン。ジェファーソンとミルサップがチームを去り、彼がチームのかじ取り役を任されたからだ。再建という看板をぶら下げたユタジャズは昨季までの2シーズンで計63勝101敗と大きく負け越した。

 

しかしヘイワードは腐れることなく自らの成長とチームリーダーとしての役割に対してチャレンジしていた。14.1点だった平均得点は再建を託された13-14シーズンに16.2点、昨季14-15シーズンは19.3点と期待通りの成長を見せる。今季が始まってからは同期のデリック・フェイバースや若手のロドニー・フッド、ルディ・ゴベールらの活躍も光るようになり、チームはここまで着実に実力をつけてきた。

 

おおおおお!(30秒)

 

203センチで現在26歳のゴードンヘイワードは今季78試合で先発出場し、平均36.2分19.7得点FG成功率43.3%(6.5-14.9)3P成功率35.4%(1.8-5.1)FT成功率82.7%(5.0-6.0)5リバウンド3.7アシスト1.2スティール2.5ターンオーバーを記録している。キャリア最多のFGアテンプトなだけに得点もキャリアハイだが、FG成功率43.3%はおとなしめ。とはいえ、チーム1番の平均出場時間と得点をマークしているので、ジャズがプレーオフ圏内にいる要因にはヘイワードの存在が欠かせないだろう。最近の5試合(3勝2敗)では平均37.8分20.4得点FG成功率48%7.2リバウンドと好調だ。

 

いえーい!(38秒)

 

・残り2試合

ジャズにとって落とすことのできない残り2試合は非常にタフなものになる。次の相手は同じくプレーオフが決まっていない7位のダラス、そして最後の試合はロサンゼルス・レイカーズだからだ。直近6勝1敗で波に乗るダラスマーベリックスは鼠蹊部の痛みにより1試合休んでいた絶好調のJ.J.バレアがプレーする方向だというし、スポーツヘルニアで離脱していたデロン・ウィリアムズもプレーする可能性があるという(ウィリアムズは直近のロサンゼルス・クリッパーズ戦で復帰しています)。オフェンスを得意とするダラスを逆にディフェンスを得意とするユタがどう迎えるかがポイントになりそうだ。

 

もしこの段階でジャズのプレーオフが決まっていなければ、レギュラーシーズン最後のレイカーズ戦も全く気を抜けないものになる。この試合はスーパースターであるコービー・ブライアントのNBA最後の試合でもあり、世界中のNBAファンやメディアがレイカーズの本拠地であるステイプルズ・センターにて行われるその試合の情報を爆発的に拡散させる日となるだろう。異様なほどのプレッシャーがジャズを待ち構えるかもしれない。

 

ちなみに、ジャズとレイカーズはここ10年以内のプレーオフで3回対戦している。ジャズが54勝28敗だった2007-08シーズンはカンファレンス準決勝でレイカーズに2-4で敗れ(ジャズ戦コービー平均33.2得点、レイカーズはNBAファイナルでセルティックスに敗戦)、48勝38敗だった翌2008-09シーズンは一回戦でレイカーズに1-4で敗れ(ジャズ戦コービー平均27.4得点、レイカーズはマジックに勝ちNBAチャンピオン)、さらに53勝29敗で臨んだプレーオフカンファレンス準決勝で三度レイカーズに0-4のスイープ負けを喫している(ジャズ戦コービー平均32得点、レイカーズはセルティックスに勝ち2年連続となるNBAチャンピオン)。ジャズにいたデロンウィリアムズやカルロス・ブーザーらがノリノリだった時期のことである。

 

いずれにせよ、ジャズがプレーオフ進出となればユタにとってもヘイワードにとってもこのシーズンは大きなターニングポイントとなるだろう。生え抜きの選手がチームの再建を任され、もがき苦しんだあげくにプレーオフ進出に導くという、ファンにとってはつい感情的になるスイッチがいくつもちりばめられた物語を再生してしまうかもしれない。残り2試合、ユタがんばれー!

 

シーズンハイ36得点のホーネッツ戦(5分2秒)

 

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